音楽×コミュニケーションの新たな体験を生む定額制オンデマンド型音楽配信サービス

エイベックス・デジタル、ソニー・ミュージックエンタテインメント、LINEの3社が共同出資するLINE MUSICは6月11日、iPhoneとAndroid端末に対応する定額制オンデマンド型音楽配信サービス「LINE MUSIC」アプリを公開した。アプリ内課金や、LINEの有料コンテンツを販売する「LINE STORE」でチケットを購入することで利用できる。

国内の定額制音楽配信サービスとしては一般的だったラジオ型と異なり、いつでもどこでも聴きたい曲・アーティストを選択して再生やプレイリストの作成などが可能。サービス公開時は、第1弾として、邦楽・洋楽・K-POP・アニメ・ボーカロイドなど幅広いジャンルのヒットチャートや新譜をベースに、西野カナ、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、シェネルなどの人気アーティストを中心とした150万曲以上の楽曲ラインアップを揃える。

「音楽をLINEしよう」をコンセプトに、自分の好きなアーティストやプレイリストだけを視聴するという従来のスタイルに拠らない新しい音楽の楽しみ方を提案。楽曲やプレイリストを、LINE MUSICアプリからLINEのトーク・タイムラインに送ることができるほか、LINEのトーク画面上から友人やグループ間に直接送ることも可能。送られた楽曲は、LINE MUSICアプリを介さず、直接LINEのトーク画面上で1曲全ての再生ができるので、例えば親しい友人と同じ曲を聴きながらLINEでチャットしたり、同じサークルのグループ間でバースデーソングとともにお祝いのメッセージを送り合ったりするなど、リアルタイムで音楽体験を共有し、楽しむことができる。

LINE MUSIC編成チームが厳選した「邦楽」「R&B」などのジャンルや、「Party」「作業用BGM」などのトピックなど、利用シーンや好みに応じた多様な公式プレイリストを毎週新しく追加するので、その時々の環境や気分に合わせて音楽を楽しめる。好きなアーティストや気に入った楽曲をまとめた自分だけのプレイリストを作成し、共有することもできる。LINE MUSICユーザーの再生やシェア数などに基づくオリジナルランキングやLINE友だちがよく聞いている楽曲が表示される「フレンズチョイス」機能など、さまざまな形で新たな音楽と出会う機会を提供する。

LINE MUSICに楽曲を提供するアーティストのLINE公式アカウント開設。サービス公開時には、102組のアーティストのLINE公式アカウントがLINE MUSICと連携している。公式アカウントを持つアーティストは、LINE MUSIC内のアーティストページにリンクが設置され、公式アカウントから楽曲配信やプレイリスト公開の告知が可能。LINE MUSICと公式アカウントを相互連携させることで、ユーザーと音楽・アーティストとの接点の拡大を図る。

音質は、音楽ストリーミングサービスとしては最高水準の320kbps、中(192kbps)、低(64kbps)の三つから選んで設定できるほか、ネットワーク環境に合わせた音質で聞ける自動判別を選ぶこともできる。再生した楽曲はキャッシュを残すことが可能。同じ楽曲を繰り返し再生する場合も通信容量を圧迫せずに楽しめる。

料金プランは、30日間の有効期間内で全ての機能の利用と20時間の楽曲聴き放題の「ベーシックプラン」が500円、30日間で全ての機能の利用と時間無制限での楽曲聴き放題の「プレミアムプラン」が1000円。それぞれのプランには学割を用意し、学生ユーザーは「ベーシックプラン」を300円、「プレミアムプラン」を600円で利用できる。サービス公開を記念して、6月11日から8月9日までの2か月間は、無料で全楽曲・全機能を体験できる。なお、未課金ユーザーでも、30秒間の楽曲再生やシェア機能を自由に利用することが可能。

今後は、7月中旬をめどにアプリ内とLINE STORE内での購入・決済の対応を開始する。また、7月中をめどにブラウザ版でのサービスも提供する予定で、スマートフォンだけでなくPCでも、楽曲の再生やプレイリストの作成などができるようになる。

・「LINE MUSIC」iOS版をダウンロード

・「LINE MUSIC」Android版をダウンロード