(左から)池田貴史、夏帆、綾瀬はるか、長澤まさみ、広瀬すず、是枝裕和監督 (C)2015 吉田秋生・小学館/「海街 diary」製作委員会

 映画『海街 diary』の初日舞台あいさつが13日、東京都内で行われ、出演者の綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、是枝裕和監督ほかが登場した。

 本作は、鎌倉で暮らす三姉妹が、15年前に家を出ていった父親の葬儀で出会った異母妹を引き取り、本当の家族になっていくまでの1年間を描く。

 四姉妹の長女・幸を演じた綾瀬は「ご飯を作って食べるとか、家族の日々の小さなことを、生きるってこういうことなんだなって、あらためて実感できるような作品だと思います。ぜひ足を運んでください」とアピールした。

 自身の役柄については、是枝監督から「姉、母、女、娘という四つの顔を撮りたい」と言われたという。「演じていて一番好きだった面は?」と聞かれると、「四姉妹のお姉ちゃんとして、みんなを厳しく律する感じは好きでしたね」と振り返った。

 またイベントでは、綾瀬が6月生まれの長澤、夏帆、広瀬、是枝監督に、サプライズで手作りケーキを振る舞う一幕もあった。“海街っぽさ”を取り入れたという水色と白のケーキが登場すると、綾瀬は「2日間掛けて作りました。スポンジから焼いて、朝クリームを塗って、本気でやりました」と明かした。

 試食した長澤や広瀬ら一同が「おいしい」と喜ぶ中、「自分で作ったケーキの味は?」と聞かれた綾瀬は、「ついさっき歯磨きをして、歯磨き粉と(ケーキの味が)混ざっちゃった」と答えて、会場の笑いを誘った。