3.テーブルに花を飾って、もうひと頑張り!

「最低限の掃除はできてるけど、もう一息がんばって隅々までスッキリさせたい!」というときは、1、2本の切り花を買ってきて、その部屋のテーブルや棚に飾ってみましょう。

フレッシュな生花を飾ると、殺風景な部屋も雑然とした部屋もぱっと華やぎますし、「このお花に合うきれいな空間にしたい!」という気持ちが盛り上がります。

ただし、ズボラタイプの人は、くれぐれもこの機会に立派な花瓶を買い込んだり、花屋に行ったついでに手入れの大変そうな観葉植物を買い込んだりしないように気をつけて。手間が増えて、ますます掃除が面倒になります。

部屋がスッキリきれいになれば、普段使いのグラスや空き瓶に花を挿してあるだけでも、素朴でおしゃれな感じに見えますよ!

4.「掃除が苦手」と表明して家族に頼る

スボラなママほど、意外と「私は床掃除が嫌いだから、夫や子どももやりたくないよね」なんて思い込んでしまう傾向があります。

しかし、一口に掃除と言っても、掃除機、ホコリとり、床の拭き掃除、水回りの掃除などいろいろな作業があります。たとえば夫と子ども一人の3人家族なら、3人とも同じ作業が苦手という可能性は低いでしょう。

そもそもズボラママの場合、几帳面な性格ではないのに、一人で料理もして洗濯もして、掃除もカンペキに…なんて、どう考えてもムリな話。ママが掃除嫌いなら、家族にもっと積極的にやってもらうといいのではないでしょうか。

なかなか手伝ってくれない夫や子どももいるかもしれませんが、実は「頼まれないからやらないだけ」というケースも多いものです。

とはいえ「掃除くらいやってよね!」と上から目線で命令すると家族のやる気も失せるので、素直に「ママはお掃除が苦手」「一人じゃできません」と表明して、頼りにしまくってお任せするくらいがいいと思います。

ママがどうしても苦手な拭き掃除も、頼んでみると意外と夫が上手だったり、子どもが「学校でもやってるよ」なんて言いながらスイスイやってくれたりする場合も。

たとえ部分的にでも、完璧なやり方ではなくても、家族がいっしょにやってくれると肩の荷が少し降りて、「掃除イヤ〜」という気持ちが軽くなるはずです。

以上、掃除が苦手なズボラママのためのやる気アップ術を4つ紹介しました。

この中でも、経験上、もっとも有効なのが1の「粗大ゴミを処分する」です。

行動を起こすまでが面倒なのですが、一度窓口に電話すれば、あれよあれよという間に予定が決まるので、粗大ゴミをため込んでいる人は、インターネットで窓口の番号を調べて、ぜひすぐにでも実行しましょう。

家事の中でも料理や洗濯と比べると緊急度が低く、後回しにしがちな掃除。その分あまり肩に力を入れず、できるときにできる方法で、家族といっしょに楽しみながら取り組めるといいですね。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。