ゴールデンボンバー・歌広場淳 (撮影・小林裕和)
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歌広場さんへ「今年推していたイケメン」についての取材を敢行!

ゴールデンボンバーのBe-su(ベーシスト)、そして「イケメン」愛好家として知られる歌広場淳さん。全次元のイケメンを愛でるサイトである「Medery.」と相性がぴったりなのでは……?

ということで、歌広場さんへ「今年推していたイケメン」についての取材を敢行! 「イケメン」という概念についてたっぷり語っていただきました。撮り下ろしの写真とともに御覧ください!

――今年はゴールデンボンバーとしてはもちろんのこと、歌広場さん個人の活動も目立ちました。

歌広場淳(以下・歌広場):ゴールデンボンバーというバンドは、音楽が得意なボーカルの鬼龍院翔という男と、音楽が得意ではない3人がいます。その3人にはそれぞれ得意なものがあって、それを活かした仕事をしていこうというスタンスなんですよね。

――ギターの喜矢武豊さんはTVドラマや舞台で俳優としても活動されていますし、ドラムの樽美酒研二さんは「SASUKE」などで身体能力を発揮されています。歌広場さんに関しては、クイズやeスポーツという特技をいかした活動もされています。

そして、かねてから「イケメン好き」ということを公言されていましたが、今年は「めざましテレビ」9月期のマンスリーエンタメプレゼンターだったり、NHK朝の連続テレビ小説『半分、青い』の公式サイトにて、著名人レコメンドコーナーを担当したりと、歌広場さん独自の“イケメン愛”を軸にして、エンタメを語る仕事が増えていた印象があります。

歌広場:最近、時代の歯車と僕のスタンスが噛み合ってきたのでは?と思うことはありますね。以前であれば、僕が「イケメン好き」というと、「歌広場さん、“そっち系”なんですか?」という反応も多かったんです。

それが最近は「最近の推しは?」と聞かれることが増えました。「好き」という概念とはまた別の、「推す」のような言葉が、以前よりも普及したというのも大きいのかもしれません。

顔の造形云々ではなくて「追っかけられる」、つまり「推せる対象」が好きなんです

――なるほど。

歌広場:「めざましテレビ」マンスリーエンタメプレゼンターの話も、最初から「イケメン」ありきというわけではなくて、まずはスタッフさんから「歌広場さんの好きなものはなんですか?」と聞かれて「イケメンが好きなので、イケメンを紹介させてください!」というところからスタートしたんです。

スタッフの方も「おもしろいですね!」と好感触で。そういったやりとりをしていく上で、僕は気づいたんですよ。

――何にですか?

歌広場:おそらく、色々なメディアは、イケメンを紹介したい、でも紹介する理由が見つからなかったんじゃないかと。「イケメン」っていうのは、言ってしまえば、キャッチーで数字が確保されたコンテンツなんです。とはいえ、なにかそれなりの理由がないと取り上げられないんです。

例えばテレビの場合、新番組の宣伝などの理由でイケメン俳優がバラエティ番組に出演するというケースは多いですよね。でもそうじゃない場合、「単にイケメンが好きで、イケメンを紹介する」理由がなかったのではないかと。だからこそ、何かのタイアップや損得勘定抜きにして、イケメンを語ることのできる存在の需要があったのだと思います。そこに僕はスポッとはまったのかな。

――歌広場さんのように、特定のジャンルではなく、守備範囲の広いイケメン好きの方も珍しいでしょうし。

歌広場:結局、一般の方にもわかりやすいですし、実際にカッコいい男の人が好きなんで、「イケメン」という言葉を使用していますけど、要は僕って「追っかけられる対象」が好きなんですね。ただ「追っかけられる対象」が好きって言うと、世間の人からしたら「?」となるじゃないですか。それを「イケメン」が好きというと、納得してもらえる。

顔の造形云々ではなくて「追っかけられる」、つまり「推せる対象」が好きなんです。例外もありますが、たいていの二足歩行する有機物は「推せる」、つまり「イケメン」なんです。こういう話をすると、あんまり理解されないのですが……。