――台詞覚えはいいほうですか? うまく覚えるコツなどはありますか?

グァンス「今回はもう慣れているのでほとんど覚えていますが、もともと台詞覚えは早くないです(笑)。初演のときは、あえて台詞を覚えようとせずに、ずーっと台本を読んでいただけでした。覚えようとして読むと逆に覚えにくいので、1か月間、ゆっくりゆっくり読んでいたら、自然に覚えられました。僕は結構時間がかかるタイプなんです」

ゴニル「シーンの状況を考えて、自分がここで言わなければならない言葉は何かということをちゃんと理解していれば、間違ったとしても次のシーンに進むことができます。だから、その場面で自分が言うべき言葉を最初に考えます。次に、自分の台詞の中で、最も大事な台詞は何であるかを考えて、その他の台詞を覚えています」

――ぜひ、ここに注目してもらいたい! というおススめのシーンはありますか?

グァンス「好きなシーンはいろいろあるんだけど、葬式が終わってセヒの元に戻る『臥薪嘗胆』というシーンかな。ジェミンは彼女とも別れて、お母さんの病気を治すために頑張って仕事だけに集中してきたけれど、結局ダメになる。お母さんも亡くなった後で、初心に帰って『“音楽が好きだ”という気持ちひとつで頑張っていた時代のクラブをたて直そう』とみんなに言うところがあるんです。ここは、演出家が観客のみなさんに一番伝えたい言葉じゃないかな。1回だけ観た方には、葬式のシーンや彼女の元に戻るシーンが最も感動的だと言われることが多いけど、出演者としてあのシーンに流れる“熱いもの”は一番大事だと思っています」

ゴニル「僕も『臥薪嘗胆』が好きですし、『Suckers』のシーンもいいかな。そのシーンを演じるたびにとても共感できますし、『まるで僕の話みたいだ』と100%感情を込められる場面です」

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