拍手もひかえめに! 猫に配慮したイベントスタート。
猫を愛する人しかいない空間のため、「大きな音を立てない」、「急に動かない」など、猫が嫌いな動作を誰ひとりとして行わないという暗黙の了解がスバラシイですね。
拍手でさえも静かに行われ、フェスが進行していきます。時折、客席から「ニャー」というお客さんの声が聞こえてくるのも、非常に可愛らしいです。人間のお客さんたちの頬もゆるみっぱなし。
ノラネコじゃなくて、『ソトネコ』。外で暮らすニャンコたち。
ソトネコスライドショー
ソトネコ写真家・南幅俊介氏によるソトネコの選りすぐり写真を解説つきで聞くスライドショー。
ちなみに“ソトネコ”とはいわゆる野良ネコのこと。「野良(ノラ)扱いなんてあんまりじゃん?イエネコ(飼い猫)、ソトネコって呼ぼうよ!」ということだそう。お外にいる子は全部“ソトネコ”です。
猫の島として有名な青島を紹介。船着き場からすでに猫まみれです。
秘密兵器も登場! 猫写真撮影のワークショップ
南幅氏がじきじきに、猫を上手に撮影するポイントを教えてくれるワークショップも開催されました。
基本的にお猫様は気分屋で飼い主の言うことは聞かないので、みなさん写真撮影には苦労しているハズ。
神楽坂のジュエリーショップで、店員にゃんを務めているスター猫のもんちゃん(“もん・デラックス”なんて呼ばれることもあるくらい、デラックスな体型がカワイイ)がモデルとして登場しました。お客さんに囲まれても一切動じず、でも気まぐれさは発揮しつつ、南幅氏を翻弄しながら撮影が始まります。
猫を撮影するポイント
・ソトネコ撮影は、まず猫を見つけるところから
・猫がいそうだな、というポイントを見つけたら、ビニール袋をカサカサさせてみる。
(もんちゃんは完全無視! 猫によって好みがありそう)
・カメラの設定はオートフォーカスがおすすめ
・レンズを覗きっぱなしにせず、肉眼で見ながら撮る。
・猫の目線が欲しければ、レンズの上あたりで猫じゃらしを動かすことで、ちょうどいい目線になる。
南幅氏が独自に開発したのが『アタッチメント猫じゃらし』。カメラに取り付けられるようになっており、ちょうど猫の目線がレンズのやや上に向きます! これはすごい大発明品です!
教わったことを守りながら、もんちゃんのご機嫌をうかがいながら撮影したところ…
いつもとは全然違う仕上がりです!
もんちゃん、カメラを向けても嫌がらずモデルとしての役割をしっかり果たしていました。大人気で常に人だかりが出来ていましたが、動じないのがすごい。