ビックカメラ有楽町店のエントランスでSurface3をプッシュ。世界初のLTE対応やYモバイルとの連携もアピール

ビックカメラは6月19日、マイクロソフトのSurface3の同日発売日に合わせ、同社で最大規模となる450平方メートルのWindowsコーナーをビックカメラ有楽町店の5階にオープンした。

PCの市況は全体的に厳しいが、新しい売り場とSurface3、7月27日から無償でアップグレードされるWindows 10など「お客様にWindowsの世界をもっともっと知っていただきたい。Surface3はLTE搭載ということもあり、より使いやすく、高機能を実現したPC。本日からスタートする夏商戦の起爆剤として、一押しで紹介していきたい」と同社の宮嶋宏幸社長は力を入れる。

今回の売り場のリニューアルについて宮嶋社長は「これまでWindows PCコーナーは各メーカーごとにバラバラで統一感がなかったが、今回はデザインを統一して、お客様がどこに行けばいいか、すぐにわかるようにした。通路も幅広くゆとりをもたせて、お客様が体験、体感でき、販売員とも接触しやすいつくりにした」と語った。

●LTE対応で通信契約売り場との連携も重要に

確かに売り場は、ビックカメラでよく目にする山積み展示は見受けられない。柱周りのディスプレイもすっきりとして、フロアの床と商品展示のボードはブラウンで統一してある。Surface3のコーナーでは、Surface3 Pro3との新旧比較や、ワイモバイルのLTE対応になったことで頭金ゼロ円で月賦販売ができる点などをアピールしていた。

Surface3の場合はハードだけでなく、通信との連携やWindows 10になったときのサポート体制もポイントになってくる。この点は通信契約を5階のPC売り場でもできるようにしたり、1階のワイモバイルの売り場でSurface3を購入できるようにしたりと工夫している。Windows 10の無償アップグレードにも、その場で対応できるようにサービスサポートカウンターも広く確保するなど万全の体制を整えている。

宮嶋社長は「Windows 10はアップグレードが無償なので、安心して夏商戦にPCを買っていただけることが、まだまだお客様に伝えきれていないと感じている。チラシやテレビCMを通じてその点をアピールしていく。まずは有楽町店で成功モデルをつくって、それを各店に広げていきたい」といまが買い時であることをアピールした。(BCNランキング・細田)