THE ONEに、プロジェクトと『ひまわりの約束』にかける思いを聞いた

――コンピレーションアルバム『Municon』に参加することになったきっかけを教えてください。

親交が深い作曲家の方を通じ、今回のプロジェクトを知りました。アルバムが日本と韓国で同時に発売されるということにも興味を持ちましたし、『ひまわりの約束』を聞いた瞬間、「この曲をぜひ歌ってみたい!」と強い衝動にかられ、参加することにしました。

――原曲は映画『STAND BY ME ドラえもん』の主題歌として大ヒットしました。映画はご覧になりましたか?

もちろんです。ドラえもんとのび太が出会い、一緒に楽しい時間を過ごしながらも、結局別れる姿を見て、引っ越しのために親しかった友人たちと離れ離れになった自分の幼いころを思い出しました。

――秦基博さんの歌う原曲を聞いた時、どう思いましたか?

もともとよく知っている曲でしたが、カバーすることになって、もう一度きちんと聞きなおすと、他人の曲として聞いていた時とは違い、美しさの中に物悲しさのようなものが感じられました。韓国語で翻訳された歌詞の内容を考えながらもう一度聞いたときには、また違った感情が伝わってきて。様々な色のある魅力的な曲だと思いましたね。

――レコーディングの思い出を教えてください。

歌のレコーディングが無事に終わり、あとはミキシングだけ、というタイミングで韓国語バージョンの歌詞の一部が間違っていたことに気づき、もう一度歌入れし直すことになったんです。レコーディングが終わって数週間経っていたので、感性を呼び戻すのに苦労しました。

――日本語バージョンを歌うときには、どんなことに気を付けていますか?

私にとって日本語は母国語ではないため、私が歌う歌詞が日本の方々にきちんと伝わるか、それが一番の懸念でした。そのため、レコーディングでは日本語の発音を何度も直しながら歌いました。「ドラえもんと離れてしまうけど心は常に一緒だよ」というのび太の気持ちを思い浮かべたりも(笑)

原曲ではあっさりした歌い方をしていますが、私は私だけがもつ感性的な部分を吹きこみながら歌うことを心がけました。私なりの曲の解釈を通じて、「韓国のTHE ONE」が歌う、もうひとつの「ひまわりの約束」をお見せしたいです。

『Municon』プロジェクトの第二弾アルバムとなる『Municon Vol.2』は、1月22日にリリース。2月21日には、アルバム発売記念のライブが東京豊洲PITで開催される(詳細はwww.municon.jp)。このライブにはTHE ONEも出演予定。ぜひ、その珠玉の歌声を直接感じてほしい。

『Municon Festival 2019 ~he Beginning~』開催!

日時:2019年2月21日(木)17:00 開場 18:00 開演
場所:東京・ 豊洲PIT
チケット:4,500円(税込)全席自由

チケットぴあほかにて発売中

チケットぴあ
Pコード 139-054

『MUNICON』Vol1発売中

『ひまわりの約束』THE ONE ミュージックビデオ

K-POPライター。90年代に“韓国アイドルの元祖”H.O.Tにはまり、2001年から5年間の韓国留学。留学中に日本で起こった韓流ブームにのり、韓流ライターや韓流番組のMCとして活動。帰国後は、ライター業や翻訳家業を中心に活動。得意分野は、K-POP史と新人K-POPグループの青田買い。

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