交際開始後や結婚後、パートナーからのモラルハラスメント(以下、モラハラ)に悩む人は少なくありません。

モラハラとはご存知の通り、体へ向けられる暴力ではなく、言葉や態度を用いた「心」へ向けられる暴力を指します。

モラハラとして分類される言動はいろいろあり、ちょっとした一言や何の気なさそうな態度で、深く傷つけられてしまうことも。

今回はパートナーからのモラハラ被害に遭わないよう、モラハラ男性を付き合う前に見分ける方法をご紹介。

とはいえ、いつも自分中心だったり、パートナーに否定的な言葉ばかりを投げかけたり、束縛が激しかったり……といった、明らかなモラハラならわかりやすいですよね。

ここでは、一見わかりにくい「隠れモラハラ男性」の特徴をお伝えします。

1.何が何でも奢ろうとする

収入に余裕があるなら、奢ってもらうのはなんの問題もなし。ありがたく感謝の気持ちを伝えましょう。

でも、そんなにお金がないのに、決して稼いでいるとはいえないのに、無理して奢ろうとする男性には注意が必要です。

「割り勘でいいよ」「すこし払うよ」と申し出ても、頑なに「いや、俺が払う」と拒む頑固さ……。

そこには自身が優位に立つことで、金銭の負担をしているのだから、そのぶんの見返りを求めてやろう、という考えも垣間見えます。

常日頃から偉そう・横柄な態度をとってきたり、「俺が金を出してるんだから」といった振る舞いをしたり、恋愛が終わった後に「俺が負担してきた分を返して」と要求してきたりする可能性も。

2.合理主義が行き過ぎている

「ムダなことが嫌い」というのは決してネガティブな要素ではありません。「効率性を上げて、スピード感を持って行動したい」意識につながっているからです。仕事ができる人かもしれません。

でも、ムダなことが大嫌いで、ムダを一切楽しまないタイプだったとしたら……ムダをとことん憎んでいるとしたら、ムダを許せないと考えているとしたら……ちょっと話が変わってきます。

極端な話かもしれませんが、わずか数分の待ち時間すらムダだと感じ、不機嫌になる男性の場合、彼女がデートに少し遅刻しただけで異様に怒ったり、態度を硬化させたり、暴言を吐いてきたりする可能性もあります。

恋愛や結婚だけでなく、自分以外の人間が絡む物事にムダなことはつきもの。会社という組織にいてもそう感じるのではないでしょうか。人と人との関係は、合理性・効率性ばかりを追い求めることができないジャンルともいえます。

極端な合理主義を表明している男性は要観察。それがモラハラへとつながらないか、ジャッジする期間を設けるほうが安全でしょう。