6月の27日・28日に開催される、LUNA SEA主催の大型フェス「LUNATIC FEST.」。X JAPANやBUCK-TICKなどのV系シーンの大御所からロックフェス常連バンドまで多数出演するフェスについて、ライター二人が(勝手に)語ります。

藤谷:今週末に迫ってきた「LUNATIC FEST.」。ちょっと今日はこのフェスについて語りたいなと思います。“最強で最狂”のロックフェスと銘打ってDEADENDやX JAPAN、BUCK-TICKから、coldrainや[Alexandros]のようなフェス常連バンドまでバラエティに富んだアーティストが出演します。

冬将軍:バラエティに富んでるようで、良い意味で結構偏ってますよね。需要を見越してるんだろうけど。後輩枠、フォロワーみたいなヴィジュアル系バンドはいないし。

藤谷:ゼロ年代以降のヴィジュアル系シーンのトップにいるような、たとえばtheGazettEやナイトメアには、個人的に出て欲しかったですけど。

冬将軍:それに女性ボーカルもいないよね。MUCCやMERRY、シドも参加してた07年のLUNA SEAのトリビュートアルバムのメンツと比べたら全然違うじゃない。

藤谷:HIGH and MIGHTY COLORが『ROSIER』カバーしてたりしたトリビュートですね。トリビュート・アルバムとフェスのメンツがぜんぜん違うその幅の広さがLUNA SEAってことでしょうか。たしかにあのトリビュートと今回のフェスに両方出てるのはMUCCくらいですね。あの『Dejavu』完コピはすごかった…。

冬将軍:ギターサウンドの再現率もハンパない(笑)。タッチは違うけど音色が一緒(笑)。

藤谷:あれはあれで面白かったですよね(笑)。フェスの話に戻りましょうか。

冬将軍:2007年と2015年のLUNA SEAを取り巻く環境が変わって来てるのかな。

藤谷:ファンの方も、なんていうのかなあ…ゼロ年代なかばとくらべて「LUNA SEAを好き」っていうことが言いやすくなった…っていうと語弊があるかもしれないんですけど、「LUNA SEAが好き」と言う時の周囲の反応が変わったような気がするんです。