脳の勘違いが幸運を招く?

日々の生活や気の持ちようといっても、具体的にどうしたらよいのでしょう。例えば、いつもニコニコご機嫌な人と、いつも不平不満だらけで文句ばっかりの人では全く違います。同じ出来事でも、機嫌がいいとスルーできますが、いつも不平不満の生活を送っていると、小さなこともストレスに感じて、眉間にしわがよってしまいます。

いくらお肌のお手入れをしていても、日常的に眉間にしわを寄せていたら、若い時から眉間のしわはもちろん、いつも不機嫌で下を向いているので、仏頂面で口角も下がってしまいます。それだけでも、福相から遠ざかっていますね。反対に、笑顔が日常化すると口角も自然と上がり、福相に近づきます。

でも、「楽しいことがないのに笑えない。この環境が私を不幸にしてる!」と思うこともあるでしょう。そんなふうに普段から思ってしまう人こそ無理して笑うことをお勧めします。上を向いて深呼吸をして笑顔を作ると、取りあえずマイナス感情の興奮が落ち着きますので、試してみてください。

表情は自然と生まれるものですが、実は表情を作ることで、脳を勘違いさせることもできるのです。嬉しいと感じると、脳がセロトニンという幸せホルモンを分泌して、頬の筋肉を緩ませ、顔が笑顔になります。これが笑顔の仕組みです。

この仕組みを脳は反射的に覚えています。そのため、嬉しくなくても笑顔を作ると、脳は笑顔になっていることで、本当に今楽しい気分であると勘違いして、脳は慌てて幸せホルモンを分泌してしまうわけです。だから無理な作り笑いでも、笑顔の後には何となく楽しくなったような気がして、ストレスも減少するのです。

それに、
(1)笑いはストレスを減少させます。(2)5分の笑いは15分のボート漕ぎにも匹敵するくらいのダイエット効果もあるのです。(3)さらに笑顔づくりで、顔の表情筋が鍛えられて頬が下がりにくくなります。ストレス解消だけでなく、ダイエットにも美容にも効果的です。それよりなにより、(4)習慣的な笑顔は口角を上げ、福相を作ります。一石四鳥ですね。