(左から)ロニー・デル・カルメン共同監督、大竹しのぶ、竹内結子、ピート・ドクター監督

 ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』の監督来日記者会見が25日、東京都内で行われ、ピート・ドクター監督とロニー・デル・カルメン共同監督が登壇。特別ゲストとして日本語吹き替え版で声優を務めた女優の大竹しのぶと竹内結子も登場した。
 この作品は、11歳の少女の頭の中にある五つの“感情たち”が、彼女の幸せを守るために、大冒険を繰り広げる感動ファンタジー。
 感情たちの一人、ヨロコビ役を演じた竹内は「台本を読んだときに、ヨロコビが持つ前に進もうというポジティブなイメージを大事にしようと思った。彼女のせりふの中から私自身もエネルギーをもらって演じることができたと思う」と手応えをにじませた。
 また、カナシミ役の大竹が、完成作を見た感想として「結子ちゃんはせりふの量がすごく大変だったけど、エネルギッシュで感動しました」と語ると、竹内も「大竹さん(演じるカナシミ)が『私、もうダメ~』と言うのがしぐさを含めとても愛おしかった」と賞賛。「人を思いやったり誰かの心に寄り添ったりといった、人間に必要な優しさというのは実はカナシミが担っているんだなと実感しました」としみじみと語った。
 そんな2人にピート監督も「それぞれに挑戦があったと思うけど、見る者を引き付ける素晴らしい演技だった」と賛辞を送った。
 この日の会場には、感情を表す5色のボールの入ったボックスが登場。紫色のビビリボールを引き当てた大竹は「私自身は、ビビるということがあまりなくて。小さいときから、何があっても自分だけは大丈夫という考えで生きてきた。だから(劇中の)ビビリがかわいくてたまりません」と明かし、笑いを誘っていた。
 映画は7月18日から全国ロードショー。