左から、スヒョン、ジュン、ジェヒョ 左から、スヒョン、ジュン、ジェヒョ

6月26日、韓国ミュージカル『RUN TO YOU~Street Life~』が東京・Zeppブルーシアター六本木にて開幕した。物語に登場するのは、いつか自分たちの音楽が認められ、ステージで輝くことを夢見ながらナイトクラブで働くジェミン、スチャン、ジョンフン。夢に向かって奮闘する若者たちの成長潭を描いた本作では、これまで多くのK-POPスターが“自らの過去の姿”に重なるキャラクターを担い、熱演を繰り広げてきた。今回も、ジェミン役にグァンス(超新星)、ゴニル(超新星)、ジュン(U-KISS)、スチャン役にスヒョン(U-KISS)、ユグォン(Block B)、ジョンフン役にジェヒョ(Block B)、ヨンウク(Apeace)、ソンホ(Apeace)といった豪華な面々が集結。初日前日に行われた会見では、初日から3日間の先発を務めるジュン、スヒョン、ジェヒョの3人が登壇し、報道陣と一般のファンの前でにぎやかに意気込みを語った。

ミュージカル『RUN TO YOU~Street Life~』チケット情報

まず年長のスヒョンが「音楽が大好きな3人の友情物語。個人的にスチャン役は、夢を追うところが昔の僕と似ているので、楽に演じることができます」と巧みな日本語で挨拶。ジェヒョは「スヒョン兄さんが日本語が上手だから気後れします~」と苦笑し、「ジョンフンは末っ子の役です。(年下の)ジュンくんとは7歳差がありますけど、劇中では僕がジュンくんとスヒョン兄さんに愛嬌をふりまく姿がポイントになるんじゃないかな」と会場の笑いを誘った。続くジュンは「僕はU-KISSでは末っ子だけど、劇中ではリーダー役。いつもファンの皆さんには愛嬌たっぷりの姿をお見せしているけど、今回はカッコいい姿を見せられるよう努力しています」と語り、ファンからの大きな声援に包まれた。

グループの垣根を越えて、息の合ったやりとりで会場を沸かす3人。ミュージカル初挑戦となるジェヒョが「スヒョン兄さんとジュンが僕に教えてくれた一番大切なことは、ちゃんとできる!という自信を持つこと」と言うと、スヒョンが照れくさそうに日本語で「それだけ?」と返す。また、U-KISSのリーダーであるスヒョンが「僕がジュンに“リーダーとはこういうもの”とアドバイスしたことはないけれど、ジュンは僕を見て真似してるみたいで。演技している時は本当にリーダーっぽいな、カッコいいなと思います」と言うと、今度はジュンが「ありがたいな~」と日本語で茶目っ気たっぷりに照れ笑い。和やかムードが終始漂う会見となったが、その絶妙のアンサンブルが本番の舞台でどのように変化し、違った味を見せるのか。新生『RUN TO YOU』の爽快なスタートダッシュを期待したい。

「真剣に頑張る僕ら3人のハーモニーを見逃したら絶対に後悔しますよ!」(ジェヒョ)
「いつもは明るいイメージの僕ですが、男らしい、真面目な姿を見てほしいです」(ジュン)
「ほかの俳優さんたちも頑張っています。まずは僕ら3人で、新しい姿を見せたいと思います」(スヒョン)

公演は7月5日(日)まで。

取材・文 上野紀子