トム・ハンクスが15年ぶりの監督作『幸せの教室』への熱い思いを語る

2012.3.8 14:51配信
『幸せの教室』場面写真(C)2011 Vendome International, LLC. All Rights Reserved.

5月11日(金)より公開される『幸せの教室』でジュリア・ロバーツと共演し、さらに製作・監督・脚本・主演のすべてを務めたトム・ハンクスが本作へかける熱い想いを語った。

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『幸せの教室』は、学歴を理由にリストラされてしまった男性ラリー・クラウン(ハンクス)と、人生にも仕事にも情熱を失ってしまった女性教師(ロバーツ)が短期大学で出会い、それぞれが新しい生き方を見つけていく様子を描いたハートフルな物語だ。

ハンクスが何年もの歳月をかけて作り上げたというこのストーリーは、高校卒業後に進学した短期大学での自身の体験がベースになっているという。ハンクスは「70年代半ばの高度成長期で、人々には上昇志向があった。クラスには初老の人や50代の人、ベトナム戦争帰りの人もいた。クラスのほぼ全員と友達になって、彼らのなかでとても豊かな人生経験を手にした。その経験を基に、ラリー・クラウンという人物を作り出したんだ」と明かす。

そんなハンクスに力を貸したのが、2002年に彼がプロデュースし大ヒットした『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』で主演も務めた脚本家ニア・ヴァルダロスだ。今回も共同で脚本を手がけた彼女に対してハンクスは「本作には本当に実在すると思えるキャラクターが必要だったから、彼女の専門知識を借りたんだ」と感謝の意を隠さない。また、彼らが脚本を執筆する最中に起こったアメリカの金融危機が、物語に大きな影響を与えたという。ヴァルダロスが「私たちはみんな取り替えがきく歯車でしかないというのは、厳しい現実ね」と語るように、金融危機によって何百万もの人々が不安な将来を押しつけられた。ハンクスらはそんな現実を脚本に組み入れつつも、「もう一度立ち上がって先へ進んでいくしかない」というメッセージを込めて何度も手直しを重ねていったという。

もちろん、そんなアメリカの社会状況は日本にとっても対岸の火事ではない。1996年の『すべてをあなたに』以来15年ぶりとなる監督作で、ハンクスが私たちに伝えようとしている「人生はいつからでもやり直せる」という想いは、日本の観客の心にも強く響くのではないだろうか。

『幸せの教室』
5月11日(金)全国ロードショー

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