エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ

6月29日、『パシフィック・ネーションズカップ(PNC)2015』に出場する『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』日本代表第3次候補選手発表記者会見が行われた。エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は、リーチ マイケル主将、副将のFB・五郎丸歩、37歳の最年長LO・大野均ら37名を選出(別途負傷選手2名を選出)。

リポビタンDチャレンジ2015 チケット情報

ジョーンズHCは、「『PNC』は全部勝ちに行くが、『RWC』のテストでもある。『PNC2011』に優勝した国はどこでしょう? その後の『RWC2011』で何が起こったのか。『RWC』前に勝利しても、それは見せかけの勝利でしかない。(PNCの)カナダ戦は(RWCの)南アフリカ戦、(PNCの)フィジー戦は(RWCの)サモア戦を想定したゲームになる。(PNC、RWCで戦う)アメリカ戦はポーカーをやるようなもの。手の内は明かさない」と7月18日(土)に開幕する『PNC』の位置付けを語った。ちなみに日本代表は『PNC2011』で優勝を果たしながら、『RWC2011』で1分3敗に終わっている。

日本代表は『PNC』でどんなテストを実施するのか。ジョーンズHCは次のように明かした。「『RWC』までに何が必要か。セットピースで勝つこと。いいディフェンスをすること。チャンスで得点することだ。今、スクラムを重点的にトレーニングしている。ラインアウトでもいい練習はできている。トレーニングの成果を『PNC』で試し、結果を見せたい」。

指揮官は『PNC』が日本代表メンバーのサバイバルの場になると言う。「『PNC』が終わった後、6名の選手は残念な思いをする。現状のパフォーマンスと今までの積み重ね、メンタルの状態、これからの伸び代、すべてを考慮して選手選考をする」。さらにジョーンズHCは、『RWC』メンバーの31名について、言及した。「『RWC』は毎試合ベストメンバーを選ぶ。3・4名は試合に出ない選手がいるかもしれない。その3・4名は試合に出なくてもチームにいい影響を与える選手が望ましい。何が言いたいかと言えば、キンちゃん(大野)みたいな選手が31名必要だ」。

日本代表は7月6日(月)に今年7度目の宮崎合宿に突入し、7月12日(日)に『PNC』の舞台、アメリカへ旅立つ。8月3日(月)まで『PNC』4試合を戦い、その1週間後には再び宮崎合宿を敢行する。8月15日(土)・世界選抜戦・秩父宮ラグビー場、22日(土)・ウルグアイ代表戦・レブルファイブスタジアム、29日(土)・ウルグアイ代表戦・秩父宮ラグビー場の『リポビタンDチャレンジ2015』3試合の間にも、2回の宮崎合宿が組み込まれている。9月1日(月)にはイングランドへ渡り、19日(土)・南アフリカとの『RWC2015』初戦に向けて準備を進める。まさにラグビー漬けの毎日である。

『リポビタンDチャレンジ2015』3試合のチケットは、7月9日(木)午前10時~7月10日(金)午後11時59分まで先行先着「プリセール」受付、7月11日(土)午前10時より一般発売。