インターネット回線を使って世界中どこからでも通訳オペレーターと接続することができる映像通訳サービスを提供。今後は、対応する店舗や施設に専用ステッカー(右)を配布する

ブイキューブとパイオニアVCは、モバイル端末やPCから通訳オペレーターにつなぐ多言語映像通訳サービス「V-CUBE トランスレーター」の提供を本格的に開始した。

インターネット回線を使い、世界中どこからでも通訳オペレーターと接続することができる映像通訳サービス。パイオニアVCの技術を利用した高品質な音声でオペレーターの顔が見えるリアルタイム通訳なので安心感がある。PCの画面共有による地図や観光ガイドなど、資料を利用したコミュニケーションも可能。国内外でのさまざまなシーンで活用できる。

当初予定していた英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語、タイ語、ロシア語の7言語に加えて、新たにプラスヴォイスが提供する日本の聴覚障がい者向けの手話通訳と、オペレーターがテキストを使い会話をサポートする文字通訳サービスを追加。自治体の公的窓口を中心に聴覚障がい者とのコミュニケーションでも利用できるようにサービスを拡充する。訪日観光客が多く訪れる商業施設、聴覚障がい者や外国人が行政手続きに訪れる公共機関などでサービス利用者の希望する言語に合わせて遠隔からオペレーターが通訳を行い、言葉の壁をなくすコミュニケーションを実現する。

英語/中国語/韓国語/ポルトガル語/スペイン語は24時間365日、タイ語/ロシア語は日本時間で平日9~18時、手話(日本)/音声テキスト表示サービスは日本時間で8~21時まで対応。今後は、サービスに対応する店舗や施設に「V-CUBEトランスレーター」専用ステッカーを配布し、利用できる場所をわかりやすくしていく。

対応OSは、モバイル端末がiOS 8以上、PCがWindows 8.1/7 SP1以降。iOS用のアプリはApp Storeアからダウンロードできる。PC用は、契約者向けにインストール型のアプリを個別に提供する。iOS向け、PC向けともに、利用には税別月額基本料5000円が必要。また、1分ごとの利用に応じて別途課金される。ブイキューブとパイオニアVCは、今後もユーザーのニーズを取り入れながら、「V-CUBE トランスレーター」の対応言語やサービス提供範囲を拡充していく。

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