ディズニーの音楽カタログを彩る珠玉の作品
「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」の見どころを教えてください
ジェフ「みんなが大好きな曲を聴けるのがハイライトだ。
一緒に歌いたかったら歌うこともできる。
初めてその曲を聴いた時の温かい思い出が蘇ってくるだろう。
お客さんは記憶をさかのぼり、それらの曲を聴いた時に戻り、もう一度その瞬間を生き直すことになるだろう。
一方で、僕自身にとってのハイライトは、お客さんがよく知らない曲をやることだ。
たとえばアラン・メンケンが音楽を手がけ、ティム・ライスが脚本を手がけた『キング・デイヴィッド』は、『ライオンキング』の前にニュー・アムステルダム・シアターで上演されたすばらしい作品だ。
しかし、音楽も最高なのにあまり知られていない。
なぜなら『キング・デイヴィッド』は劇場の再オープンを記念した短期の限定公演だったからだ。
そういったすばらしい音楽を知って欲しいと思う。
耳なじみがないということはいいことだ。新鮮に響くからね。
ディズニーの音楽カタログを彩る珠玉の作品だ。」
アシュリー「見どころを選ぶのは難しいわ。
『メリー・ポピンズ』の『Feed the birds ～2ペンスを鳩に～』を歌うのに飽きないかいつも聞かれる。何年も歌ってきたからね。
でも、飽きないのよ。だって、私の人生の転機となった曲だもの。
私は成功を当たり前だと思っていない。仕事でも私生活でも、いいことばかりとは限らないとよくわかってる。だから感謝しているの。
『Feed the birds ～2ペンスを鳩に～』をお客さんとシェアできるのは私にとってハイライトだわ。
映画以外でこの曲を聴いたことがないかもしれない。
だけどこの歌を歌うと彼らを近くに感じる。
これは私の歌で、私はメリーなんだと感じる。だから歌っていてワクワクするの。
『リトルマーメイド』の『Part of Your World』を歌うのも好きよ。
『リトル・マーメイド』の映画を見ながら育った多くの女の子と同じように、私も歌詞を暗記した。
こんな風に歌う日がくるなんて思いもよらなかったわ。
みんなで一緒に歌う時に、4人の声が重なるのも好きよ。
みんな、強くてユニークなシンガーなので、心を合わせてハーモニーを奏でると4人の聖歌隊みたいになるの。
すごくパワフルよ。
たった4人でそんな音を生み出すなんてマジカルだわ。」
©︎Disney
コンサートならではの楽しみ方を教えてください
ジェフ「（ミュージカルに対してコンサートは）歌詞をよく聞きとれる。音楽も楽しめる。
第一に、ミュージカルだとオーケストラのサイズは限られてしまう。
今回のコンサートでは45人編成のシンフォニー・オーケストラを使うんだ。
ミュージカルの時とは大きく違って聞こえるはずだよ。
また、歌手がセットもメイクも衣装もなしでソロで歌うと、その曲の本質的な内容や歌手の力量が見えてくる。
ある意味で、コンサートで曲を聴くほうが、ミュージカルで聴くよりも純粋な経験になると言える。」
今回披露する楽曲はなんですか?
アシュリー「私が歌うのは『メリー・ポピンズ』の『Feed the birds ～2ペンスを鳩に～』、『リトルマーメイド』の『Part of Your World』。
それから『A Change in Me』という曲も歌うわ。『美女と野獣』の中で、もっとも有名な曲よ。
ブロードウェイ公演が始まって数年後、ちょうどトニ・ブラクストンがベル役についた時に新曲として追加された曲なの。本当に美しい曲よ。
実は、15代目のベルとして私が唯一誇れることがあるの。
私がデビュー作『On The Record』の舞台で『A Change in Me』を歌ったとき、静かだった曲のエンディングをものすごく派手にして歌ったの。
その後、私が上演12年目に突入した『美女と野獣』でベル役についた時、ブロードウェイでも私流のエンディングを採用してもらえた。
『A Change in Me』の最後の15秒が、私の唯一の誇りよ。すごくうれしかった。
私が去った後もそのままになった。『A Change in Me』を歌うのは大好き。
父親を亡くし野獣に恋し始めたベルの複雑な心境を説明しているだけでなく、自分自身の人生についても思わせてくれる。
どんなに変わってもいいけれど、もといた自分を忘れてはならない。
自分のルーツに正直に、自分らしくあり続けることが大事って思えるの。」
本場ブロードウェイから珠玉のディズニー音楽が来日する「ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ」。
いよいよ2019年1月31日（木）・2月1日（金）開催です。
ディズニー・ブロードウェイ・ヒッツ
公演日程：2019年1月31日（木）18:00開場 19:00開演
2月1日（金） 18:00開場 19:00開演
会場：パシフィコ横浜 国立大ホール
チケット料金： VIP席 ¥16,000（お土産付き、前方席保証） S席¥11,000 A席¥8,640 学生席¥5,500（全席指定・税込）
※一部チケットは完売しています
