データ表示のイメージ

パナソニックコンシューマーマーケティングは、スポーツチーム向けトレーニング支援ツールとしてスポーツ中のバイタルデータをクラウドで管理できる「スポーツデータクラウドサービス」の提供を7月中旬にパナソニックストア法人サイトで開始する。

選手が行うトレーニングや練習、練習試合時のバイタルデータをクラウドを使って取得・蓄積することで、練習メニュー別に負荷やトレーニング効果の確認を可能にし、継続してデータを管理する。

サービス開始の段階では、心拍数、ステップ数、ジャンプ回数など3軸加速度センサを活用したデータ、呼吸数、表皮体温のデータ蓄積と、グラフによる可視化に対応する。また、練習メニューとともにグラフ表示ができるので、選手にどの練習で負荷がかかっているかを、心拍数やステップ数などと比較して確認できる。

心拍数グラフでは、選手個々の最大心拍数に応じて閾値の設定ができるので、練習全体において最大心拍の75~90%の運動がどれくらいの割合を占めていたかなどを確認できる。

なお、ウェアラブル機器は、米バイタルコネクト製の、胸に貼りつけるタイプの「ヘルスパッチ」を使用する。

今後は、管理できる項目をさらに追加し、取得データの解析や分析をクラウド上で行うサービスを充実するとともに、クラウドの特性を生かした、チームをまたいだ選手の管理、ジュニアエリートの育成データ記録といった継続的なデータ蓄積を目指す。また、対応ウェアラブル機器も追加していく。  税別の利用価格は、10選手で年間21万6000円からで、センサモジュール×5個パック(センサモジュール×5個、パッチ×10枚、USBツール×1個)が17万8600円から。パッチ買い足し分は10枚で2万5000円から。