フォトギャラリー【写真】大注目!“ハイパー人形劇”の貴重な制作現場を見る(15枚)
  • ワッヘンフィルムスタジオ/小さな人形でもレンズを通すとグッと存在感と雰囲気が出るから不思議
  • ワッヘンフィルムスタジオ/牛久の荒野に立つワッヘンフィルムスタジオ(※画像はイメージです)
  • ワッヘンフィルムスタジオ/牛久のシンボル「牛久大仏」を手にする飯塚さん
  • ワッヘンフィルムスタジオ/NHK Eテレで10回シリーズとして放送され好評を博した「補欠ヒーローMEGA3」©NHK ロボット
  • ワッヘンフィルムスタジオ/「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でファンと関係者を魅了した「ニンジャセオリー」

地上120m、巨大ロボかと見紛う大仏が見下ろす茨城県牛久に、飯塚貴士さんは「ワッヘンフィルムスタジオ」を構え、“ハイパー人形劇”と呼ばれる摩訶不思議な作品を生み出している。一度見ればクセになる、そんな面白作品を生み出す場所は、やはり子どもの秘密基地を思わせるワクワクに溢れていた!

牛久のシンボル「牛久大仏」を手にする飯塚さん

飯塚さんの作品を初めて観たのは昨年取材で訪れた「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」。斎藤工が声優を務め、千葉真一も登場するなど豪華布陣の作品「ニンジャセオリー」は、現代に生きるニンジャの苦悩や生きづらさを描きながら、同時に楽しいバカバカしさで彩られており、鑑賞後も何だかもっと観たい気にさせられた。

「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」でファンと関係者を魅了した「ニンジャセオリー」

関係者も同じ思いであったか、今年は映画祭オープニング映像の担当に抜擢。映画祭の“顔”というべき大役だったが、こちらも「(対象外ながら)これがグランプリ」「上映作の中で一番ファンタスティックだった」と声が上がり、最近ではNHK Eテレで「補欠ヒーローMEGA3」が放送され(現在再放送中)、茨城県のインターネットテレビ「いばキラTV」で「イバラキ警備隊」が配信されるなど、注目の映像作家、いや映像魔術師なのである。

絶賛された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016」オープニング映像
NHK Eテレで10回シリーズとして放送され好評を博した「補欠ヒーローMEGA3」©NHK ロボット

そんな飯塚さんの制作工房である「ワッヘンフィルスタジオ」へGO! 牛久駅から飯塚さんの案内で辿り着いたそこは、一見普通の倉庫であったが、扉を開くとワンダーランド。さっそく道中スマホで観てきた「イバラキ警備隊」のセットと面々が迎え入れてくれ、テンションが高まる。