みんなにとっての子育てしやすい街ってどんな街?

今、子育てしやすい環境とはどのような環境であり、街なのでしょうか。まずはアンケート調査結果を踏まえてその項目を確認しておきましょう。

マイナビ賃貸の調査

マイナビ賃貸が2016年6月に実施した全国300人男女を対象にしたアンケート調査によると、子育てしやすい街の条件ランキングとして上位に次の項目が挙がっていました。

  • 金銭的な子育て支援がしっかりしている…18.7%
  • 犯罪率が低い…11.7%
  • 保育園が多い…10.0%
  • 山・海・川などの自然が多い…8.3%
  • 小児科が近くにある…7.3%
  • 地域のコミュニティがあり交流が盛ん…6.7%

自治体から補助金や犯罪率は確かに一番気になるところです。また保育園の数は、やはり待機児童問題が増える中、ニーズが高まっているようです。

神奈川県相模原市の調査

また、各自治体でも子育てしやすい街についてのアンケート調査は実施されています。

例えば、平成28年3月の神奈川県相模原市の緑区役所が実施した「子育てと住みやすい環境づくりに関するアンケート調査」の結果では、「子育てしやすい環境にあると思う理由」として次のランキング結果となっていました。

  • 子育ていついて相談できる友人がいるから…65.2%
  • 子育てを手伝ってくれる親戚がいるから…62.9%
  • 自然環境がよいから…34.1%
  • 学校が近いから…30.2%

ミキハウスの調査

ミキハウスによる、ミキハウスベビークラブ会員のうち、子どもがいる人に対する2017年6月~7月の調査では、「子育て支援」「医療体制」「遊び場」「コミュニティ」「教育」「治安、安心・安全」「自然環境」「金銭面」の項目にといて、群馬県や栃木県、東京都がランキングトップに入っていました。

これらの各項目についても、子育てに欠かせないポイントといえそうです。

新しい街「武蔵小杉」は子育てしやすい?

子育てしやすい街をもっと探るために、具体的な街として「武蔵小杉」を取り上げ、先に確認した子育てしやすい項目でチェックしてみました。

武蔵小杉とは、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅を中心とした通称です。リクルートのSUUMOが実施した「住みたい街ランキング2018(関東版)」の総合ランキングでは、武蔵小杉は新宿、目黒を差し置いて6位にランクイン。

そんな近年、人気急上昇中の武蔵小杉、子育て目線で見てみると、住みやすいのでしょうか?

金銭的な子育て支援

川崎市の公式ページによると、子どもの手当てと医療については「児童手当」「特別児童扶養手当」「小児医療女性事業」など、さまざまな設定があるようです。

児童手当については中学生まで、金額は1万円~1.5万円となっています。

【児童手当を受ける条件】
・対象となる児童:日本国内に居住している中学校修了前(15歳に達する日以後の最初の3月31日まで)の児童

【所得制限未満(児童手当)の手当月額】
3歳未満:1万5千円
3歳以上小学校修了前(第1子・第2子) 1万円
3歳以上小学校修了前(第3子以降) 1万5千円
中学生 1万円

川崎市 児童手当