「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」(左)と「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」

ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマット対応で開放絞り値がF4の超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」と「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」を7月16日に発売する。

蛍石レンズ2枚を採用し、大幅な軽量化を実現した超望遠レンズ。鏡筒にはマグネシウム合金製部品を採用することで、軽量化と堅牢性を実現した。光学面では、蛍石レンズとEDレンズによって色収差を効果的に補正するとともに、ナノクリスタルコートの採用によってゴーストやフレアを抑え、高い光学性能を実現する。

手ブレを効果的に軽減するVR機構は、「NORMAL」モード撮影時で手ブレ補正効果4.0段分を実現しており、スポーツなど動きの激しい被写体の撮影に適した「SPORT」モードも備える。また、カメラの電源をオンにした直後のVR性能を向上し、電源オン後すぐにシャッターを切ってもブレを抑えた映像が得られる。さらに、高速連続撮影時には、高いAF(オートフォーカス)追従性と電磁絞り機構によって、安定した露出制御を実現する。

このほか、レンズ前面の保護レンズには、汚れが付着しにくく、付着した場合でも簡単に拭き取れるフッ素コートを施すとともに、本体には縦横の構図変更をスムーズに行うことができる、ベアリングを用いた三脚座リングを搭載した。

「AF-S NIKKOR 500mm f/4E FL ED VR」は、焦点距離が500mmで、EDレンズ×3枚、蛍石レンズ×2枚を含む12群16枚構成。サイズは最大径140×長さ387mmで、重さは約3090g。税別価格は120万円。

「AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR」は、焦点距離が600mmで、EDレンズ×4枚、蛍石レンズ×2枚を含む12群16枚構成。サイズは最大径166×長さ432mmで、重さは約3810g。税別価格は147万5000円。