AIが一人ひとりに最適なマッサージを行う「CYBER-RELAX マッサージチェア AS-2000」

フジ医療器は1月23日、東京・田町の東京ショールームで会見を開き、AIを駆使して一人ひとりに合わせたマッサージを実現する「CYBER-RELAX(サイバーリラックス) マッサージチェア AS-2000(AS2000)」を1月18日に発売し、1月23日に本格的な全国展開を開始したと発表した。

発表会の冒頭のあいさつで、大槻利幸社長は「当社は、今年4月に65周年を迎える。これは、一重に世界中の方々からの応援あってのこと。マッサージチェアを通じて、健康社会の実現に貢献するという理念を貫いてきた」とこれまでを振り返った上で、「今や、AIやIoTが実現に向けて動き出している時代になってきたので、当社もこれまで培ったマッサージ技術とAIを組み合わせて、最高峰の製品を生み出した」と述べた。

AS-2000は、本格的なマッサージを求める声に応えるため、新たに「5D-AIメカ」と「AIダブルセンシング」を搭載した。5D-AIメカは、人の手の上下・左右・前後の立体的な動き、緩急、全身を使った圧力のかけ方という5種類の要素を高いレベルの機械動作で実演する。AIダブルセンシングは、高精度のユーザー体系情報と、5D-AIメカから得られたユーザー情報をすべてAIが包括してマッサージに反映させる。これによって、自動的にユーザーに適した心地よさを実現する。

コースには、二つの自動コースを新たに追加し、自動コース23種類と部位集中技12種類の、計35種類のコース数で業界最多を誇る。新たに追加したのは、就寝前にゆったりとしたストレッチとマッサージを効果的に行う「ナイトヒーリングコース」(30分コース)と、短時間で全身をもみほぐす「クイックコース」(7分コース)。自動コースが増えたことで、さらに細かいニーズに応えられるようになった。

マッサージ効果を高める多彩なストレッチメニューや、上半身と足裏を暖めるダブルヒーターも搭載。また、音声ガイドで快適に操作ができる、4.3インチのフルカラータッチパネルリモコンを備える。カラーはブラックとベージュ。税別の想定価格は、52万8000円前後の見込み。