左から、ケイラ・ロイ、ブラッド・ケリー 左から、ケイラ・ロイ、ブラッド・ケリー

ディズニーの名曲を、一流オーケストラとブロードウェイなどで活躍する歌手たちのライブ演奏で届ける「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会」。2002年から続くこのコンサートが、今年も9月から12月に開催される。

「ディズニー・オン・クラシック~まほうの夜の音楽会」チケット情報

「今年はニューヨークからの新しいキャストと、4月に創設結成されたオーケストラ・ジャパンという新しいオーケストラで、新演出の『美女と野獣』を中心にお届けします。今まで以上に動きがあり、照明なども深みが増し、ストーリーを一層ヴィヴィッドに伝える演出になりますよ。歌手達の演技はもちろん、スクリーンに映し出される映像も楽しんでいただけるでしょう」と教えてくれたのは、初回から編曲と指揮を務める、「ディズニー・オン・クラシック」のエキスパート、ブラッド・ケリーだ。

そして、そのケリーが「若くて、才能とプロ意識がある素晴らしい歌手。今年の『春の音楽祭』で初めて共演したけれど、キャストもオケも劇場も初めて尽くしの中、素晴らしいパフォーマンスをしたんです」と絶大な信頼を寄せるのが、『美女と野獣』のベル役をつとめるケイラ・ロイ。「『美女と野獣』のベル役で歌うことができるなんて光栄です。私が初めて行ったコンサートは、映画の主題歌を歌っていたセリーヌ・ディオンのコンサートだったの。だから何度も何度も聴きました。今回、夢がかなった気持ちです」と晴れやかな笑顔を見せた。

もちろんコンサートでは、『美女と野獣』のほかにも様々なディズニーの名曲が楽しめる。今回はご存知、映画『スター・ウォーズ』の音楽も組曲で登場。「今年、ディズニーが『スター・ウォーズ』の新作を封切るというタイミングもありますし、何より、よく知られている素晴らしい音楽なので、ぜひこのオーケストラで聴いていただきたいと考えました。楽しんでいただけること間違いなしですよ!」とケリーはうけあう。

ディズニー映画は全国の映画館で楽しめるほか、DVDなどで各家庭のお茶の間で見ることができるけれど、ディズニー・オン・クラシックは34都市60公演と、映画に負けないほどの多くの公演で各地を巡ってくれる。

「やはり、我々のコンサートの最大の特徴は生演奏であること。映画には映画のパワーがあるけれど、ライブでは生身のパフォーマーが生身のお客様に対して演じ、至近距離で 楽しんでいただけるのです」(ケリー)

「日本の色々な方や食と出会い、多様な文化を学びながらコンサートができることを楽しみにしています」(ロイ)

9月11日(金)東京・文京シビックホール 大ホールを皮切りに、全国を巡演。

取材・文:高橋彩子