映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」のクランクアップ報告会見が8日、都内のスタジオで行われ、出演者のTOKIO・長瀬智也、神木隆之介、森川葵、清野菜名、監督の宮藤官九郎が出席した。
今作の主人公は、地獄の鬼と地獄に落ちた高校生。修学旅行中に不慮の事故にあった高校生の大助(神木)が地獄で出会ったのは、地獄農業高校の軽音楽部顧問でロックバンド「地獄図(ヘルズ)」を率いる赤鬼・キラーK(長瀬)。キラーKの鬼特訓のもと、大助は現世への転生を目指して奮闘する…という、世界初の“地獄コメディー”だ。
長瀬、神木らのほか、新キャストとしてキラーKの現世の恋人を演じる尾野真千子をはじめ、桐谷健太、古舘寛治、皆川猿時、古田新太の出演も発表された。
会見の冒頭、マイクを取った長瀬は「宮藤監督じゃないとできない作品。音楽の素晴らしさも感じられるし、セットも素晴らしい。いろいろなクオリティーが高く、想像以上の作品になっていると思う」と熱くコメント。映画『真夜中の弥次さん喜多さん』、ドラマ「池袋ウエストゲートパーク」などでタッグを組んできた宮藤監督の作品ということもあってか、「この役を違う人が演じてたら嫉妬してた」というほど、5分以上に渡って作品への思いを語った。
15年ぶりの共演となる神木については、「まだ(当時は)小さかったんですよ。こんなにたくましくなっちゃって」と当時の長瀬と同じ22歳になった神木を見てしみじみ。「(共演は)15年周期にする? そしたらあと1、2回しかできないね」と笑わせた。
宮藤作品への参加はドラマ「11人もいる!」以来となる神木について、宮藤は「僕は神木くんにだけサディスティックになってしまう。地獄で神木くんをいじめたら楽しいだろうなと思って。それをみんなで共有できた」と語り、満足げな表情。神木はその言葉には苦笑いしつつ、「無自覚に地獄に落ちる要素が満載の役。いかにイラつかせるかが勝負だと思って演じました」と語った。
長瀬は「伝説になる映画だと思う。早く観客の皆さんのリアクションを見たい」と公開が待ちきれない様子だった。
映画「TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ」は2016年2月公開予定。
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