アフレコ収録を行った柳沢慎吾(左)と渡辺直美

 パックマン、ドンキーコング、スペースインベーダーなどといった懐かしの80年代ゲームキャラクターが一斉に地球を侵略しにやって来るというSFエンターテインメント映画『ピクセル』の吹き替え版公開アフレコ取材が9日、東京都内で行われ、柳沢慎吾、渡辺直美が出席した。
 アダム・サンドラー演じる主人公の元ゲーム世界チャンピオンの声を務める柳沢は、実写ハリウッド映画の吹き替えは初挑戦。「朝8時半から収録していて、休憩時間もずっとしゃべっていたので扁桃腺が腫れてます。動いちゃうんですよ、俺の口はパックマンだから」と笑いを誘い、「柳沢慎吾はすごい。1回テストしただけですぐに本番ですから。でも本番は25回。やりすぎ!」とせりふの量が多くてNGを連発したと明かした。
 渡辺が吹き替えを務めるのは、劇中に本人役で出演するプロテニスのセリーナ・ウィリアムズ選手。セリーナ選手はウィンブルドンで現地時間9日にマリア・シャラポワ選手との準決勝を控えており、渡辺は「セリーナが優勝してくれれば映画の宣伝にもなる」と期待を寄せ、柳沢も「いい~ね、心から応援しましょう」とエールを送った。
 サンドラーとクリス・コロンバス監督からの映像コメントがサプライズで届くと、渡辺から「この機会にハリウッド進出もありえますよ」とのせられた柳沢は「これ、(ハリウッドに)行っちゃったらやばいよ?」と大喜びした。久々に“帰国したハリウッドスター”になりきって「日本はちっとも変わってないね。今度ニューヨークに遊びにおいでよ!」と予行練習も済ませ、ハリウッドでは「日本の警察官で出たいね。好きだし」とおなじみの警察官ネタを披露した。
 映画は9月12日から丸の内ピカデリーほか全国ロードショー。

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