「みやざき花のPR大使」に就任した黒木姉妹。(左から)妹の千春、姉の美佳

 「みやざき花で彩る未来」推進協議会による「みやざき花のPR大使委嘱式」が10日、東京都内で行われ、宮崎県出身でみやざき大使としても活動する演歌歌手の黒木姉妹が出席した。

 大使に任命された二人は、今後2年間にわたって宮崎県産花きの魅力発信および宮崎の花を国内外へ広くアピールしていく。

 委嘱状と名刺を受け取った姉の美佳は「このような大役を頂き、これから国内外に宮崎の花をPRしていけるように頑張ります。できる限りのことをしていきたいと思います」と意気込みを語った。

 妹の千春は2006年「みやざき花の女王」(ミス宮崎)にも選ばれており、「地元が西都市で、春には桜と菜の花が満開に咲き誇ります。ステージで歌わせてもらったり、遊んできたので、春の季節になると東京にいても桜と菜の花の風景が浮かびます」と振り返った。

 花との思い出を問われると、美佳が「祖母が育苗センターで働いていて、種から芽が出るまでの素晴らしさを小学生のころから見ています。花は人の手と愛情があってきれいに咲くもの。祖母の働いているビニールハウスの中を駆け回って種と苗に囲まれて遊んだ思い出が鮮明に思い出されます」としみじみ語った。

 今後の活動について、美佳は「演歌歌手としてテレビやラジオなどの電波を使って活動できる機会が多い。宮崎県出身ということでゆかりのものを聞かれると今までは食べ物を答えていたのですが、これからは花もPRさせていただかなくてはと思いました」と使命感をのぞかせた。