【花燃ゆインタビュー】松坂慶子「井上真央さんの顔がキャリアウーマンの顔に変わってきました」 長州藩主、毛利敬親の正室、都美姫役

2015.7.11 12:5配信
 毛利敬親の正室、都美姫役の松坂慶子

 NHKの大河ドラマ「花燃ゆ」で、主人公の美和(文から改名=井上真央)が仕える奥御殿を取り仕切る長州藩主、毛利敬親(北大路欣也)の正室、都美姫を演じている松坂慶子。養子の元徳(三浦貴大)と嫁の銀姫(田中麗奈)を温かく見守りながらも、世継ぎ問題にはついつい口出しをするが、孫の養育係となった美和の、人を見る目の確かさに目を見開かされていくという役柄だ。

 

-都美姫はどんな人物だと思いますか。

 晩年の写真を見ると、ずっと姫と呼ばれていたのもうなずけるようなたたずまいでした。でも、みやびな一方で、長州は四面楚歌(そか)ですから、何か事があった時の覚悟はできているというりんとした感じを持った方だと思います。

-普段の松坂さんから都美姫になるまでのプロセスは?

 都美姫になるためには普段の私よりかなり大きくならないといけないので、気合を入れて臨んでいます。また、本物の萩城の中でやっているような素晴らしいセットなので、そんな“場”も力になってくれていると思います。

-都美姫にとって美和はどういう存在なのでしょう。

 夫が一目置いていた吉田松陰の妹ということは当然知っていたでしょう。でも、同時に久坂玄瑞(東出昌大)の妻でもありますし、この長州を危機に追いやったということで、心を完全に許せないという思いもあったと思います。美和は真っすぐな人なので、自分が思ったことははっきり都美姫にも言います。だから、都美姫にとってはびっくりするような存在だったのではないでしょうか。松陰の言葉を受け継いでいる誠実な美和の姿を見て、だんだんと見直していったんだと思います。

-銀姫との嫁しゅうとめの関係はいかがでしょうか。田中さんは陰でこそこそしない2人なので健康的な争いなのではないかとおっしゃっていましたが。

 そうですね。銀姫もはっきりものを言うので、陰湿ではないんです。銀姫は都美姫という保守的な姫から見ると新しい風ですが、都美姫は銀姫を率直でかわいらしいと思っていたでしょうね。革新的な嫁が良い時に来てくれたと、後に思うのではないでしょうか。

-姫ならではの所作の難しさなどはありますか。

 かつらも帯も位が高いので立派ですから重くて(笑)。打ち掛けも着ると全部で一体何キロあるのかと。時代劇は体力だなとあらためて思いました。でもこれは城主の妻の権威を表している衣裳ですので。

-井上真央さんや田中麗奈さんはいかがですか。

 真央さんは責任感が強くてりんとしています。そして大奥編が始まって文から美和と名前も替わり、かわいらしさと共に、キャリアウーマンとして一人の自立した女性の魅力も感じさせます。麗奈さんは自然体で、とても美しくてすてきな銀姫。みんなで首や肩の体操をしながら撮影を乗り切っています(笑)。

-今後の見どころは?

 美和が大奥に入って自分の人生を切り開いていくので、ここからが「花燃ゆ」。幕末の長州の情勢もダイナミックに展開していくのではないでしょうか。そしてお城の調度品も美しいので、ぜひ大奥の世界を堪能していただきたいですね。

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