吉田羊(左)とDAIGO

 映画『アリのままでいたい』の公開初日舞台あいさつが11日、東京都内で行われ、ボイスキャストを務めた吉田羊とDAIGOが登壇した。

 世界で唯一の特殊カメラ“アリの目カメラ”で撮影された、3D昆虫ドキュメンタリー映画。

 吉田は「YSDY、吉田羊です」とDAIGO式の略語でちゃめっ気たっぷりにあいさつ。「先にやられましたね」と刺激を受けた様子のDAIGOは、この仕事のオファーを受けた当初の感想を「まあ分かりやすく言うと…TKという感じでしたね」と振り返るも、司会者は「では吉田さんはどうでしたか?」と完全スルー。

 「そこをスルーされると俺の持ち味が」と苦笑いのDAIGOが「『ついに来た』です」と慌てて説明すると、吉田も「ちょっとかわいそう。かなりアウエーですね」と笑って同情していた。

 収録を振り返った吉田は「ナレーションのときには、既にメスカマキリにかなり感情移入しちゃって、熱を込めてしゃべっていた。そしたら監督に『もっと客観的に』と言われて、そこで切り替えたけど、実際できあがったのを見たら、DAIGOさんパートがまあ、コミカル!」と告白。「でも、私とDAIGOさんの温度差、メリハリがあるからこそ、この映画は面白い」と作品の魅力を熱弁した。

 また、昆虫にまつわる思い出を聞かれた吉田は「実家に大きな桜の木があって、一時期大量の毛虫が発生しました。小学生のあるとき、30センチ四方のふた付きの缶に毛虫をいっぱい詰めて、お母さんに『はいっ』とプレゼントしたら、こっぴどく叱られました」とやんちゃなエピソードも披露した。

 一方のDAIGOは「それこそキッズのころ、カブトムシが大好きで飼っていて、幼虫をかえすことに命懸けで挑戦したけど、あれは難しい。1匹もかえらなかった」と悲しげに振り返っていた。

 マスコミ向けの写真撮影時には、カブトムシの付いた棒を持って登場した2人。棒からはみ出して腕を伝ってくるカブトムシを見て、吉田は「私、樹液出してないのに。かわいい」とご満悦。途中、DAIGOの持つカブトムシが飛び立ってしまうハプニングもあったが、DAIGOも「これぞミラクル!」と感嘆していた。