ファーウェイとソフトバンクが行った覚書調印式の画像。「TDDプラス」向け高度化技術の実証実験、技術評価と研究開発をソフトバンクの通信ネットワークで共同で行う

ファーウェイは7月10日、4.5G移動体通信技術「TDD+(TDDプラス)」の共同研究開発に関して、ソフトバンクと覚書を締結したと発表した。

次世代移動体通信技術としてファーウェイが提案する「TDDプラス」は、周波数利用効率の向上、TCO(総所有コスト)の削減、新たなサービスの提供を可能にすると同時に、ユーザーによりストレスの少ない通信環境を提供する技術。中国や欧州では、複数の通信事業者が導入を予定している。

今回、「TDDプラス」向け高度化技術の実証実験、技術評価と研究開発を、ソフトバンクの通信ネットワークで共同で行うことで合意。TDD周波数帯域を保有するソフトバンクは、日本でいち早くTDDと互換性のあるAXGPネットワークの構築に取り組んできたが、「TDDプラス」を共同で研究開発することによって、現在のAXGPネットワークに対し、周波数利用効率を5倍程度向上させることが可能になる。