スモークされたチーズや卵…。筆者は燻製メニューが大好きですが、道具や材料が必要なうえ初心者が上手に作れるか不安。某レシピサイトで「燻製 簡単 作り方」と入力し検索するとフライパンや鍋で作れるものが出てきますが、スモークチップが必要なのは大前提で火力の調節など手間取ることも多そうです。そんなこんなでなかなか燻製作りに踏み出せずにいる人は、筆者以外にも多いのではないでしょうか。

今回は、そんな迷える燻製ラバーにおすすめしたい、塗るだけ、混ぜるだけ、漬けるだけで燻製料理が作れるアイテムとその使用例を紹介します。

おいしさの秘密「くん液」ってなに?

使ってみたのは下記の2品。

わが家は名酒場 燻さずできる!燻製の素(永谷園)

お好みの素材で居酒屋の味が簡単に手作りできる惣菜用調味料。液状の「燻製の素」を水と混ぜたものにゆで卵やチーズなどを入れ、5~10分漬けるだけで燻製ならではの旨みが味わえるという超お手軽アイテム。その実力やいかに…。

ミルクを食べる乳酪 私の燻製バター(マリンフード株式会社)

ミルクを食べる乳酪 私の燻製バター(マリンフード株式会社)

バターを燻製にしたという珍しい商品。特殊な燻製方法を行うことでバターを溶かさず燻製にしているとのこと。7gずつ個包装になっているので、色々な料理に衛生的に使えるのがうれしいポイントです。

燻製の素の原材料を確認してみると、みりんや醤油、砂糖などに加えて「くん液」というものが入っています。「くん液」とは、サトウキビ、竹、トウモロコシ、または木材を燃焼して発生したガス成分を捕集、または乾留して得られた煙を冷却して採取した液体のことで、食品添加物として使用される。別名スモークフレーバー。「くん液」のおかげで、こんなに手軽でおいしい燻製料理が味わえるんですね。

燻製バターについてもリンゴチップとピート(泥炭)を使って特殊な燻製方法を行っているということで、企業努力に頭が下がります。それでは、早速調理(?)スタート!