フレッツ光のホームゲートウェイ(HGW)に接続して使う「スマートメーター対応USBドングル」。右は、接続イメージ

NTT東日本は、電力小売全面自由化に伴って高まるHEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)サービスの活用ニーズと、次世代電力量計「スマートメーター」の今後の普及を見据え、HEMSサービス「フレッツ・ミルエネ」向け「スマートメーター対応USBドングル」の販売と、「リアルタイム遠隔家電操作機能」の提供を開始した。

「スマートメーター対応USBドングル」は、フレッツ光のホームゲートウェイ(HGW)に接続することで、スマートメーターからの正確な電力使用量の計測ができる機器。これまでの分電盤への計測器などの設置が不要になる。「スマートメーター対応USBドングル」とHGWの構成で、「Smart Meter Application(スマートメーター アプリケーション)認証」を取得した。税別価格は5000円。

スマートメーター対応USBドングルを購入したユーザー向けに、「リアルタイム遠隔家電操作機能」を無料で提供する。スマートフォンやタブレット端末に専用のアプリケーション「ミルエネ家電コントローラー」をダウンロードすることで、HEMS構築のための通信規格「ECHONET Lite」対応家電の遠隔操作が可能になる。対応OSは、Andorid 4.1~4.4.1、iOS 6.0~8.1.2。

これまでNTT東日本が提供していた家電操作は、操作指示が反映されるまで5分程度のタイムラグがあったが、今回HGWに家電操作ソフトウェアの配信を行うことで、リアルタイムで操作ができるようになる。メーカーが提供する各種家電とアプリケーションとの動作検証を相互に実施し、対応する家電一覧をホームページ上で公開する。