ピクサーの“チーム力”に迫る!

2015.7.15 11:1配信
『インサイド・ヘッド』 (C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

ディズニー/ピクサーの最新作『インサイド・ヘッド』が間もなく公開になる。本作は11歳の少女の“頭の中”を舞台に、徹底的にこだわり抜かれたキャラクターとストーリーが描かれるが、それらは一体、誰のアイデアなのだろうか?

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ピート・ドクター監督が人間の感情や頭の中の様子を題材にした映画を思いついた時、最初に声をかけ、プロジェクトに参加したのが共同監督のロニー・デル・カルメンだ。彼はまず最初に、ドクター監督と新しい映画のストーリーについて話し合うことから始めた。「映画の脚本を書くということから始めたわけじゃないんです。キャラクターについてのストーリーを、お互いに話していただけです。僕たちは、すべての映画をそういうふうに始めるんです」。

さらに彼らは人間の感情について調査し、専門家たちに聞き取りを行った。「そこで、私は『彼らは、私たちの頭の中にある司令部と呼ばれる場所の中で働いていて、外の世界を見ることが出来て、ライリーがどんなことを経験しているのかを見ることが出来るんだ』と言ったんです」。監督やカルメンたちは、頭の中にある司令部の画を描き、先ほどのアイデアを、主人公ライリーと父母が夕食を食べているシーンにしてみせた。このシーンは、完成した作品にも登場する。

しかし、カルメンは「実際、僕たちが試みたほとんどのストーリーはうまくいかない」と笑う。ストーリーボード・アーティストのドミー・シーも「それぞれのスケッチは重要じゃなくて、重要なのは全体像」と説明する。4年前にインターンでピクサーに入り、その後に正式なメンバーになった彼女は、この4年間で「チームワークと、多くの他の人々と一緒に仕事をすることを学んだ」という。「私たちはとてもタイトなスケジュールの中で作業していて、いつも時間がなくなってしまうんです。だから、すべての仕事を終えるためには、一緒に仕事をしないといけない。もし、自分の仕事だけをやっていたら、締め切りまでに終えられなかったでしょう」。

ピクサーには優れた才能を持つフィルムメイカーが揃っているが、彼らはいつもチームを組んで、あらゆる可能性を探っていく。このやり方はハッキリ言って効率は悪い。しかし、本作のプロデューサー、ジョナス・リヴェラは「試してみては、失敗してまたやり直すという時間は最終的な結果を生み出すのにとても重要なんだ」という。「僕らが今『インサイド・ヘッド』を上映する時、出来ることはすべてやったことがわかっている。僕らはすべての可能性を試してみたんだから」。そして笑顔でこう言い切るのだ。「だから僕たちは正直に言える。『インサイド・ヘッド』は僕たちの考えるベストなものだ、とね」。

『インサイド・ヘッド』
7月18日(土)全国ロードショー

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