ヴァイッド・ハリルホジッチ監督 ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

同じ轍は踏めない。

サッカー日本代表×カンボジア チケット情報

ご存知のように、『2018 FIFA ワールドカップロシア アジア2次予選 兼 AFC アジアカップUAE 2019 予選』初戦で、日本代表はつまづいた。シンガポール代表のシュート3本に対し、23本ものシュートを浴びせながら、スコアレスドローに終わったのだ。GKイズワン・マフブドの神かがり的なスーパーセーブがあったとはいえ、0-0はまさかの結末と言える。

試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「この試合についてコメントするのは難しい。私の長いサッカー人生の中で、このようにボールを支配し続け、19回ほどの決定機を作りながら、このような試合になったのは初めてだ」と語った。

現役時代はナントやパリ・サンジェルマン、ユーゴスラビア代表などのFWとして鳴らし、指揮官としてはリールを押し上げ、『2014 W杯』ではアルジェリアを率い、同大会で優勝するドイツ代表を延長戦まで追い詰めるなど、数々の修羅場を潜り抜けてきたハリルホジッチですら、我が目を疑うゲームであった。

だが、日本のファンはシンガポール戦の5か月前に、同じようにフラストレーションが溜まりに溜まるゲームを見ている。そう、『アジア杯』準々決勝のUAE戦である。前任のハビエル・アギーレ監督が率いた日本代表はシュート35本と、シュート3本のUAE代表を圧倒したが、PK戦の末、敗れたのだった。

引いて守る相手をどう崩すのか? これは日本代表が長年抱えてきた課題である。

9月3日(木)に対戦するカンボジア代表も、がっちり引いてくるだろう。カンボジアは『アジア2次予選』2試合を終えて2敗。シンガポールに0-4と完敗し、アフガニスタンにも0-1で黒星を喫した上、得点すら挙げていない。グループE最弱と目されるチームだ。

カンボジア戦の前に、韓国、北朝鮮、中国と対峙する『東アジアカップ』が行われる。8月2日(日)に初戦を迎える3連戦でハリルホジッチ監督は、レギュラー組を脅かす国内組の発掘に着手するだろう。その後のカンボジア戦、イランで開催されるアフガニスタン戦では、海外組を含め、引いた守備網をこじ開ける攻撃を徹底するだろう。

ハリルホジッチ監督はシンガポール戦後に引いた相手に対する攻撃について言及している。

「逆サイドにダイアゴナル(斜め)のパスを出さないといけない。だが、選手は真ん中に入りすぎていた。中を崩すのであれば、ダイレクトで2・3回パスをつながなければならない」

指揮官はこうも言った。

「選手たちには下を向く必要はないと伝えた。次の試合はしっかり得点を決めて勝とうと言った」

9月3日(木)・埼玉スタジアム2002で行われる日本×カンボジアのチケットは7月18日(土)午前10時より一般発売。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます