『アーロと少年』 (C)2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『インサイド・ヘッド』の公開も控えるディズニー/ピクサーの新作映画『アーロと少年』が来年3月に公開されることが決定した。本作は、隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅しなかった地球を舞台に、甘えん坊の恐竜アーロと、人間の子どもの友情と冒険を描いた作品になるという。

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『トイ・ストーリー』では“おもちゃ”の視点から物語を描き、『レミーのおいしいレストラン』では料理が得意なネズミが主人公のドラマを成立させ、『インサイド・ヘッド』では11歳の少女の“頭の中”を舞台に選ぶなど、ピクサーは前例にとらわれない柔軟な発想で観客を驚かせてきたが、本作は“もしも、隕石が地球に衝突せず、恐竜が絶滅をまぬがれていたら?”という斬新な設定から誕生したアドベンチャー大作だ。

主人公の恐竜アーロは甘えん坊で家族とはぐれてしまうが、言葉の通じない人間の子どもスポットと出会う。見た目も性格も正反対なふたりはいつしか友情を築き、行動を共にし、太古の地球を舞台に大冒険を繰り広げる。

ポイントは、資料に記載されている“言葉の通じない”というフレーズだ。これまでもピクサーは『ウォーリー』で言葉を喋らないロボットのウォーリーを主人公に感動のラブストーリーを描き、言葉を覚える前の幼児を相手に右往左往するモンスターたちの姿を描いた『モンスターズ・インク』で高い評価を集めた。彼らはいつも、あえて難易度の高い設定を選び、キャラクターとドラマを徹底的に追求して名作を生み出しており、本作も少し変わった設定を見事に活かした感動作になりそうだ。

『アーロと少年』
2016年3月12日(土) 全国ロードショー

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