初めてもぎりを体験した斎藤工

 映画『リアル鬼ごっこ』の舞台あいさつイベントが17日、東京都内で行われ、シークレットキャストとして出演した斎藤工が登壇した。

 本作は、全国の女子高生が正体不明の何者かに追われ、捕まったら死ぬという、恐怖の“ノンストップ鬼ごっこアクション”。

 この日は舞台あいさつ前に、斎藤が劇場ロビーで観客に対して直接チケットのもぎりを実施した。あらためて壇上に上がった斎藤は「もぎりという天職を見付けたので、職業の変更を考えております。もぎり兼俳優の斎藤工です」と自己紹介した。

 その後も「(チケットは)素材が紙なので、お客さまの皮膚の状態によって剥がしやすい、剥がしにくいがある。僕は手の湿度が高めなものですから…」と語り、会場を盛り上げた。

 さらに「もともと工場で働いたりして、1日中同じ作業をするというのをやっていたので」と明かした斎藤は「こういう淡々とした作業が非常に性に合うというか、向いているなと今日確信いたしました」と“もぎりトーク”はヒートアップ。「『時給が出るんですか?』と何人かにお伺いを立てたんですが、そうだよな、出ないよなと思って。まあ研修生という扱いだと自分を納得させました」と冗談めかしながらも、すっかり魅了された様子だった。

 今回、斎藤が演じたのは老人と高校生役の二役。 老人役で特殊メークに挑んだ斎藤は「目と鼻の穴と口以外のところを変わった素材で覆っている感じなので食事が大変でした。米粒とか小さな食材が入り込んじゃうと、それをかき出す作業がありまして。隙間に入り込んだ唐辛子を取るために、つまようじと格闘したりして、釣りをしているような感じでしたね」と苦労を振り返った。

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