頑固な泥汚れも落とす洗濯機「農業女子」の声活かして、シャープ

2015.7.21 16:17配信
プラズマクラスター洗濯乾燥機「ES-Z210」。中央右は農林水産省のあべ俊子副大臣、隣はシャープの水嶋繁光取締役会長と執行役員の沖津雅浩 健康・環境システム事業本部長、中央左は農業女子プロジェクトのメンバーのみなさん

シャープは、頑固な泥や皮脂汚れ、黄ばみを落とすことができる「極め洗いコース」と「サッと予洗いコース」を新たに搭載したドラム式洗濯乾燥機「ES-Z210」を8月27日に発売する。価格はオープンで、税別の実勢価格は30万円前後。

●「農業女子プロジェクト」の本音を反映

新商品の開発にあたっては、農業に携わる女性の知恵を企業の開発やノウハウに結びつけるために農林水産省が推進する「農業女子プロジェクト」と連携。実際にシャープでは、38人の農業女子のメンバーから洗濯機への要望をアンケートなどで収集。のべ10人に4回の意見交換を実施した。

また全国各地で農業に従事している女性たちから、農作業時に汚れた衣類や現地の泥を提供してもらい、その頑固な汚れが落ちるかなどを検証しながら、新たなコースを開発した。それが「マイクロ高圧洗浄」を使った「極め洗いコース」と「サッと予洗いコース」だ。洗浄力が弱いというドラム式洗濯機のイメージを払拭し、農作業時の汚れでもしっかり落とす実力を備えた。

マイクロ高圧洗浄は、水道水とダイレクトにつなげた高圧給水ノズルで、毎秒100万個以上の微細な水滴にして勢いよく衣類に吹きつける。これまでマイクロ高圧洗浄は搭載していたが、今回はドラム内で噴射する洗浄面積を約1.4倍に広げてパワーアップさせた。

マイクロ高圧洗浄と、約40℃の温風を運転の初期でドラムに送風して衣類の汚れを浮かす新搭載の「サポートヒーター」の合わせ技で、農作業時につく頑固な泥や黄ばみなども落ちる「極め洗いコース」が開発された。これまで「洗濯機では落ちない」とあきらめていた汚れが、約90分ですっきり落とせる。

なお、サポートヒーターの搭載によって消費電力量が上がるのではないかと気になるが、この点については従来と変わらない。サポートヒーターの消費電力量は影響を及ぼさないほど小さなものだという。

●農業女子が切望した時短コース

もうひとつの「サッと予洗いコース」は、とりわけ農業女子からの要望が強かったコースだ。というのも、従来は農作業時の衣類と家族の普段着を別々に2~3回に分けて洗ったり、汚れのひどい衣類を手洗いしてから洗ったりしていた。これが洗濯時の大きな負担になっていた。

サッと予洗いコースは、最初の手洗いを洗濯乾燥機が担うコースで、洗剤を使わずに「マイクロ高圧洗浄」による水を噴射してから脱水する、わずか5分のコースだ。5分後に、家族の普段着と一緒に洗濯すればいい。農作業時の衣類と家族の衣類を分別して洗濯する必要がなく、洗濯が1回ですむ。農業女子がかねてから切望していた「時短コース」というわけだ。

●乾燥運転で業界初のハイブリッド方式

乾燥運転には、業界で初めてヒートポンプとサポートヒーターのハイブリッド方式を採用。熱エネルギーをドラム内にロスなく送風する独自のヒートポンプ乾燥システムに「サポートヒーター」の熱源を利用した。

業界最高水準の省エネ性を保ちながら、「サポートヒーター」の効果で、あたたかくふんわりした心地よい仕上がりの「ぽかぽか・おひさま乾燥」を実現した。

容量は、洗濯10.0kg/乾燥6.0kg。運転音は洗い30/脱水37/乾燥41dBで、夜や早朝の洗濯も安心な低騒音設計。サイズは幅640×奥行き730×高さ1114mmで、重さは78kg。カラーはゴールド系。

「サポートヒーター」や「極め洗いコース」「サッと予洗いコース」「ぽかぽか・おひさま乾燥」機能、「ココロエンジン」を搭載しない「ES-A210」もラインアップ。こちらはカラーはシルバー系、オープン価格だが税別の実勢価格は23万円前後の見込みだ。

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