大容量ストレージソリューション「iNAND 7232」。容量32GBから128GBまでのサンプルを出荷

米サンディスクは、最新の組み込みフラッシュストレージソリューション「iNAND 7232」を発表した。容量32GBから128GBまでのサンプルを出荷している。

大容量ストレージを主力機種のモバイルデバイス向けに提供するように最適化した最先端の組み込みフラッシュドライブ(EFD)。eMMC 5.1規格(HS400)に準拠し、コマンドキューイング機能を備え、ランダム読み込み速度を一層向上させることで、大量データを扱うアプリケーションの応答速度を向上させる。

ストレージアーキテクチャ「第2世代SmartSLCテクノロジー」を採用し、サンディスクの組み込みフラッシュストレージデバイスのなかでも最速で、シーケンシャル書き込み速度は最高150MB/秒と、従来製品から25%向上した。

さらに、アプリケーションの性能上必要なレベルに応じてシーケンシャル書き込み速度を最高1.2Gb/秒まで引き上げることが可能。手軽な4K UHD動画の撮影や、802.11ac/802.11adのネットワーク規格を使用した高速ダウンロード、明るさが十分でない条件下でのRAWフォーマットによる写真撮影など、高速性と応答性に優れたモバイルデバイス体験を実現する。3D撮影やバーチャルリアリティアプリで使用するマルチカメラや距離センサのパフォーマンスも向上する。

製品サイズは11.5×13mm、厚さ0.9mm。極薄のフォームファクターによって、スリムタイプのホストデバイスにも組み込むことができる。先進のシミュレーションツール、トラブルシューティングツール、エンジニアリングツールを用意。モバイルデバイス設計が迅速、簡素化し、製品開発から市場投入までの時間を大幅に短縮することが可能。堅牢なストレージを優れたコストパフォーマンスで提供することができる。

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