「先生のためのお笑い教室」で講師を務めた(左から)たかし、斎藤司、池田一真、村上純

 新宿区教育委員会×よしもとの先生応援プロジェクト「先生のためのお笑い教室」が22日、東京・新宿区の四谷小学校で開催され、講師としてお笑いコンビのしずる(池田一真、村上純)とトレンディエンジェル(たかし、斎藤司)が登壇した。 

 この研修は、学校の先生たちが「お笑い」に触れ、実践することで、コミュニケーションで重要な事柄を学ぼうとする試み。 

 研修終了後、あらためて感想を問われると、たかしは「先生イコール真面目、というイメージが覆された。しゃべってみるとお酒が趣味の人もいたり、結構人間っぽい部分が見えて楽しかった」とコメント。 

 「僕らが講師なんて恐れ多い」と照れていた村上も、これには大きくうなずきながら「だからこそ先生が今日のまま、等身大のままでいてほしい」と今後の姿に期待を寄せていた。 

 また、「自分にとっての先生は?」という問いに「とてもお世話になっている」として、芥川賞を受賞したピースの又吉直樹を挙げた村上は、昨日開催された後輩による祝賀会でのエピソードを披露した。 

 会場には二つのテーブルがV字型に配置されていて「テーブルとテーブルの継ぎ目の、目の前に板がない所に又吉さんが座ったんです。箸を置く場所もないのに『そこでいい』と言って…」と主役ながら控えめな又吉の様子を振り返った。

 さらにそこで「又吉さんが何かを話しだすと、みんなお酒を頼み始めたり、他のことを始めたり、結局誰も話を聞いていないみたいな…」と笑いながら状況を説明。「わざとじゃない。でも、そういう“なめられる面”をちゃんと残してくれている」とした上で、あらためて「すごい人なんですけど、いい意味での隙があるから、本当の大先生ですね。尊敬してます」と語った。