涼しげな和装で登場した又吉直樹

 AGF「ブレンディボトルコーヒー BOOKボトル」の新発売記念トークイベント&サイン会が23日、東京都内で行われ、ピースの又吉直樹が出席した。

「BOOKボトル」とは、又吉が執筆した「深い珈琲エッセイ」9作品が「ブレンディボトルコーヒー」900mlの商品パッケージにデザインされているというもの。

 小説「火花」で本年度の芥川賞作家となった又吉は、涼しげな和装に身を包み「すべてコーヒーにまつわるエッセイなので、初歩的ですが、かぶらないように気を付けました。1本目と7本目がほぼ同じ話になりかけていたので。一応、全種類違うことが書いてあります」とアピールした。

 この日又吉は抽選で選ばれたファン1名に対して朗読を行った。9作品のうち四つほどが「女性に振られる話で、実体験」と明かした。先日、一部で交際女性と破局したとの報道もあったが、「そのうわさは僕も聞きましたが、そんなことはないですね。お付き合いしていたのもだいぶ前です。20代の後半ぐらい」と否定した。

 受賞後の相方の綾部祐二からの接し方について問われると「綾部は逆に自分の活路を見いだしたのか、最近生き生きしています。肌艶が良くなっている気がする」と笑わせ、もし「火花」が映画化されるとしたら「綾部のアップは完了している状態ですよね。芸人役だと思いますが、主役はまずいでしょうね」と語った。

 印税は1億6000万円とも言われており、「そんなにいきます? 具体的なことは知らないですが、僕はよしもとの芸人なので全部が僕に入るわけではなくて(よしもと経由で)」と明かした。「会社は僕のモチベーションが上がるようにしてくれると思います。2億円とか、本来入る額以上にボーナスみたいなものをつけてくれたら、めちゃくちゃモチベーションが上がる」と期待を寄せた。