既存と新規をあわせて13社と5G実験で協力する

NTTドコモは、第5世代移動通信方式(5G)の実現に向けた実験や技術開発で、新たにインテル、キーサイト・テクノロジー、パナソニック、クアルコム、ローデ・シュワルツの5社と合意した。

5Gとは、10Gbpsを超える通信速度、LTEの約1000倍にもおよぶ大容量化、IoT(Internet of Things)の普及に伴う端末数の増加や多様なサービスへの対応などを目指して研究が進められている次世代の移動通信方式で、ドコモはこれまで、5Gのさまざまな周波数帯を想定した通信技術について、アルカテル・ルーセント、エリクソン、富士通、ファーウェイ、三菱電機、日本電気、ノキア、サムスン電子の8社とそれぞれ合意し、実験を行ってきた。

今回、新たに5社と5Gの実現に向けた実験や技術開発を行っていくことで合意。インテルとは5G対応端末に必要なチップセットの実験試作、キーサイト・テクノロジーとローデ・シュワルツとは5G実験における結果などの測定器の開発、パナソニックとは効率的な通信システム技術の開発、クアルコムとは5G通信技術についての実験と技術開発を行う予定。2015年度中に技術議論を開始し、段階的に実証実験や装置開発に向けた協力を実施していく。

実験や技術検討の結果は、5G関連の世界の研究団体や国際会議、5Gの標準化活動などでドコモが提唱するコンセプトの検証結果として活用するとともに、ドコモが目指す2020年のサービス提供に必要な端末開発や商用環境の実現に向けて活用する。

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