森保一日本代表監督 (C)スエイシナオヨシ 森保一日本代表監督 (C)スエイシナオヨシ

アジアの次は、南米だ。『アジアカップ2019』準優勝に終わった日本代表に『コパ・アメリカ2019』が待っている。6月にブラジルの地で、大会2連覇中のチリ、最多優勝15回のウルグアイ、次回大会の開催地・エクアドルとしのぎを削るのだ。上位2位までに入ればグループステージ突破となる。3位となっても3チーム中2チームは決勝トーナメントへ進出する。

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本気の南米の列強を相手に試合を重ねる貴重なチャンスである。日本としてはグループステージの3試合で終わるつもりはさらさらない。だが、『コパ・アメリカ』は『アジアカップ』とは違う。グループステージで徐々に調子を上げて決勝トーナメントに備えるなんていう『アジアカップ』のような戦い方は通用しない。一戦必勝で臨まなければ3試合でブラジルを後にすることになるだろう。

昨年末、日本代表年間スケジュール発表会見の場で森保一監督は次のように語った。

「『コパ・アメリカ』はアウェイで貴重な強化の場となる。本気の南米を相手に経験値を高めて次のステージへ行きたい。『コパ・アメリカ』でさらに成長したい」

また、森保監督はこうも言った。

「南米の選手が持っていて、我々日本代表が身につけなければいけないことがまだある。個人のスキルのところ、テクニックや判断力を上げること、もっとやっていかないといけない。南米から学ぶべきことはたくさんある」

『コパ・アメリカ』は6月開催ということで、国内組はJリーグの真っ只中。『アジアカップ』に招集された海外組も、大陸選手権で選手を招集する拘束力は1年で1大会のみという規定があるため、クラブの特別な許可が必要となる。『東京五輪』世代の若手主体のメンバー構成も噂されたが、関塚隆技術委員長は「A代表で戦いに行く。選手選考はこれから詰めていくが、しっかりとしたA代表を作って、戦いに行きたい」とキッパリ。森保監督も「『コパ・アメリカ』に臨むチームについては、選手の状況もこれから変わり、どういう編成になるかは具体的には言えない。幅広い年代からチームを組むことも考えている」と明かした。

南米勢とのガチンコ勝負の前に、腕試しの場もセッティングされた。コロンビアとボリビアを『キリンチャレンジカップ2019』で迎え撃つのだ。コロンビアは『ワールドカップ2018』のリベンジを胸に誓っていることだろう。

『キリンチャレンジカップ2019』コロンビア戦は3月22日(金)・日産スタジアム、ボリビア戦は3月26日(火)・ノエビアスタジアム神戸にてキックオフ。コロンビア戦のチケットは2月9日(土)午前10時より、ボリビア戦のチケットは2月17日(日)午前10時より一般発売。