『オデッセイ』(C)2015 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved

マット・デイモンが主演を、リドリー・スコットが監督を務める超大作『オデッセイ』の予告編映像が公開になった。地球から1億4000万マイルも離れた火星にたったひとり取り残された男が希望を捨てずに生き抜こうとする姿を描いた作品だ。

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本作の原作は、日本でも邦訳されたアンディ・ウィアーのベストセラー小説『火星の人』。予告編の冒頭で主人公マーク・ワトニーと仲間たちは火星で探査を行っているが、強烈な嵐に巻き込まれて脱出。しかし、マークは嵐に巻き込まれて姿を消す。乗組員たちは彼が死亡したと判断し、地球への帰還するが、ワトニーは火星でたったひとりで目をさます。

火星には仲間もおらず、通信手段もなく、仮に助けが呼べたとしても次に人間がここに来ることができるのは4年後だ。しかし、マークの元には31日分の食料しかなく、宇宙服の装備品にも限りがあることがわかる。映像ではそれでも諦めずに希望と科学知識を武器に、たったひとりで生き抜こうとするマークの姿と、彼の生存を知って様々な課題・難題を乗り越えてマークを救出しようとするクルーたちのドラマが描かれる。

これまでデイモンは様々な役どころに挑戦し、シリアスな演技や本格的な格闘・スタントまでこなし、作品によっては驚くほど体重を増やして役になりきるなど真摯に役に取り組んできた。本作で彼は“相手役がいない”という状況下で、焦りや不安と戦いながら希望を捨てずに生き抜こうとする主人公マーク役を熱演。予告編では短いながらもマーク=デイモンの様々な表情・感情を観ることができる。

壮大なスケールで展開されるドラマと、観客が感情移入できる人間ドラマの両方が描かれた本作には大きな期待が寄せられているが、予告編はその期待がさらにふくらむ内容になっている。

『オデッセイ』
2016年2月 TOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー