(左から)井上正広、山本美月、山本裕典、LiLiCo

 映画『東京PRウーマン』の完成披露舞台あいさつが27日、東京都内で行われ、出演者の山本美月、山本裕典、井上正大、LiLiCoと鈴木浩介監督が登壇した。

 本作の舞台は、実在する総合PR会社。さまざまな仕事を体験していくヒロインの姿を通して、観客がPRの仕組みを知ることができる。

 舞台あいさつは上映前に行われたが、冒頭の山本(美)のあいさつの最中に機材トラブルが発生して中断。登壇者はいったん退場したが、鈴木監督やLiLiCoが司会者と雑談するなどして場をつないだ。

 結局約30分遅れでイベントは再開したが、館内の照明のみでライトもつかない中、山本(美)は「照明があれなんですけど、負けないように元気に明るくいきたいと思います」と気丈にあいさつし直した。

 映画初主演の山本(美)は「みんなを引っ張っていこうと思っていたけど、皆さん年上で逆に私が助けられました」と語り、「初日に最初と最後のシーンを撮ったのですが、最初の面接のシーンで緊張して、マイクが心臓の音を拾ってしまって…。初めての経験でした」と撮影を振り返った。

 イベント後にはキャスト陣の囲み取材が急きょ行われ、山本(美)は「びっくりしました。こういうトラブルがあったので、後はいいことしかないんだろうなと思います。LiLiCoさんのおかげで緊張がほぐれました」と笑顔を浮かべた。

 LiLiCoも「日本に来て27年、いろいろ舞台あいさつは経験してきたけど、こんなのは初めて。お客さんは長い間みんなを見られてラッキーだったんじゃないかな」と語り、笑いを誘った。

 映画は8月22日からシネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー。

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