暑すぎて、つい家に閉じこもりがちなこの時季。せっかくの夏休み、普段は行けないような場所に、社会見学も兼ねて“親子で家出”してみては?

今回の目的地は、今や世界中の人びとから熱い注目を集めている「築地」。
その築地で開催されている親子向けの食セミナー「つきッズ料理教室」に参加し、活気あふれる場外市場を散策してきました。

親子で「本物」に触れる

「つきッズ料理教室」とは、築地で働く“食のプロ”から、毎回さまざまなテーマで学ぶことができるセミナー。

教室を主催する「NPO築地食のまちづくり協議会」の山崎さんによると、「子どもたちに“本物”の味や食材に触れてもらいたい」という思いから2年ほど前にスタートし、年2回位のペースで開催されているそうです。

そして、今回のテーマは「かつお節」。会場にはすでに、独特の香りが漂っています。
講師をしてくださるのは、場外市場にあるかつお節店、「秋山商店」の秋山久美子さん。

カツオだけじゃない!いろいろな「節」を食べてみる

かつお節の原料は、「カツオ」。でも、削り節の材料となる魚は、「カツオ」の他にもいろいろあります。その代表的なものが、「そうだがつお」「むろあじ」「サバ」「マグロ」だそうです。

これらの「節」を、大きな自動削り機を使って削ります。

“木の枝”のようにコチコチ状態の魚のかたまりが、「ゴオーッ!」という音とともにみるみる薄く削られ、かき氷さながらに降り積もっていくその様は、ちょっとした見物。「おお~」と静かな歓声が上がります。