「こちらシノザキ。絶望要塞2に潜入した」 

手荷物はロッカーに預け、要塞の入り口で特殊なベストを着用する。

なんとなく防弾チョッキのように見えなくもない。ベストを身に着けただけでテンションが上がる。気分は既に伝説の兵士。特殊な装置がついており、敵に見つかると緑色のランプが赤になってアウトとなる。

さらに、IDとタイマーが手渡された。IDは様々なミッションクリアのために使い、タイマーにはそのステージでの残り時間が表示される。

何やら大勢の人物のデータが表示されている。この他にも色々な情報があるのだが、それらもミッションクリアのために必要になってくるのだろうか?

各ゲートのタイマーディスプレイが0:00になったら、
いよいよ潜入。

扉を開ければそこは“ザ・スパイ映画”の世界。暗い部屋に怪しく光る緑の光。侵入者を感知するレーザー光線だ。これだよ、これ! 侵入と言えばレーザーだよ!! この先数多の試練が待ち受けているが、胸の高鳴りを抑えられない。

慎重にレーザーをくぐりぬければ、まるでイーサン・ハントになった気分。ジェームズ・ボンドでもいいし、なんならルパン3世でもいいし、キャッツ・アイでもいい。赤ジャケットか、レオタードを着てくるべきだったかな……。

見事、建物に潜入。そこは見るからに怪しげな空間。いくつもの部屋があり、そこで手がかりとなるものを探していく。