逃げ場のない「監禁部屋」

また「監禁部屋」もひどい。部屋に入ると扉が閉まり、背後から何者かが襲いかかってくる。急いで逃げるが、次の部屋へ通じる扉がびくともしない。

近づいてくるお化け。逃げ場がない。とにかく扉をあけて「逃げないと!」とあせる。「わーーっ!!」パニクったその瞬間、扉が急に開いた。

これもほんの30秒くらいの出来事なのに、かなり精神的ダメージが大きかった。「早くドア開けてよ!!」「開けようとしてるんだよ!!」とグループ内もギクシャクすること間違いなし。でもこれって、ほとんどイジメじゃないの――!?

そういえば、プレス発表会で富士急行 代表取締役社長 堀内光一郎氏は以下のように述べていた。

「今年で17シーズン目、7代目になりますが、今回の怖さはほとんど嫌がらせに近いですね。最近は色々なハラスメントがありますが、まさに“ホラーハラスメント”と言えるでしょう」

堀内氏にそこまで言わせるアトラクション、やはり相当ヤバそうだ。

次々に襲い掛かるお化け。そろそろ耐えられない!!

歩く距離にして900mのギネス級のお化け屋敷。

最低でも約50分かかるという。歩けどもあるけどもゴールにたどり着けない……。真っ暗な長い廊下……。そりゃ出るよね。お化け……。とにかくいろんなお化けが出てきた。

あちこちで、登場するお化けの服やメイクもすごい。血のりのついた白衣やホルマリン漬けにされたような看護師のメイクも、実際にホラー映画を手掛けるスタッフによるものだそう。

メイクだけでなく、地獄の底から響くようなお化けの声もすごい。喉が枯れないか心配になるようなうめき声だ。

さらにお化けは予想したタイミングでは絶対にでてこない。まさか今来るとは……という絶妙なタイミングでやってくる。最後まで心臓がもつだろうか……。