野性爆弾 川島 (よしもとクリエイティブエージェンシー)
'76年生まれ、滋賀県出身。'94年、幼稚園からの幼馴染みであるロッシーと野性爆弾を結成。またコンビとして活動するかたわら「肉糞亭スポーツ」として一門を形成し、イベントを開催。独特の世界観を持つその芸風は、業界関係者のファンも多く、広く"くーちゃん"の愛称で親しまれている。
■過去3年の戦績:2009年…2回戦
         2010年…出場せず
         2011年…出場せず

とにかくすべてが独特というより、亜空間。コントの小道具を手作りしたり、音楽も手がけたり、絵も上手かったり、関係ないけどオシャレだったり…くーちゃんはとにかく器用なのだが、その使い道がいちいちヘンなのだ。ピンでのネタも、野性爆弾と同じくもっぱらコントだが、できることのすべてを組み合わせてオンリーワンすぎるネタを構築。“なんだかわからないまま笑ってしまう”その味は、インタビューにもにじみ出ている。

3/5の記者会見での集合写真撮影時、くーちゃんポージング集

――初の決勝進出ですね。
川島:まぁよ、ナメてる中坊はよ、フライパンで頭叩き割ってやりますよ!
――勇ましい…でしょうか?(笑)
川島:すいません(笑)。いやでも本当、決勝って電話で聞いて、普通に「うそだろ!?」って言ったんですよ。そしたら「うそじゃねえよ」つって。ビックリしましたねえ。
――そもそも、今年はなぜ3年ぶりに出場しようと?
川島:きっかけは尊敬する先輩のたむらけんじさんが「出ろ」って言うんで。「やだよ」って言ったんですけどね。「出ろよ」「やだよ」「出ろよ」「出るよ」つって(笑)。
――(笑)。でも、たむけんさんは…。
川島:ね。「一緒に決勝へ」つってたんですけど…驚く早く落ちましたよね。ありゃ、ダメだ。
――先輩ですけど(笑)。
川島:でもお笑いのランク的には僕の方が上なわけでしょ? ありゃダメだ。
――優勝するにはネタが2本必要なことについてはいかがですか?
川島:準決勝でやったのとは別に、とっておきのがあるんですけどね。どっちを先にやるのか。やっぱりみなさんすごい方なので、駆け引きですよ。
――500万はどうしますか?
川島:僕はパンティなんかでよくやるんですけど、お札を細かくちぎって呑みたいですね。
――…………?
川島:うそですやんか。ジョークですやんか。
――ですよね。で、500万はどうしますか?
川島:パンティでもよくやるんですけど、細かくちぎって呑みたいですね。
――…………。
川島:もう好きにせい、あほんだら!(笑)
――(笑)。でも、優勝したらどうします?
川島:ねえ。人生変わるやろな。言ったらもう今までなんて、重たいガスを体内に蓄えて水面下におったようなもんですもの。ようやく新鮮な空気を吸えるかなと。
――ライバルは誰ですか?
川島:(低くしゃがれた声で)渕と永源だな。
――ラッシャー木村さん!?(笑)
川島:渕と永源だな……すいません(笑)。いや、同門というか、やっぱり同じよしもと勢は気になりますかね。徳井なんて、同期ですからね。そうそう、だからここで白黒はっきりさせようかなと。なんなら別枠でタイマンでやらしてもらうってのはどうでしょう。
――大会じゃなくなりますよ(笑)。ちなみに友近さんは、川島さんが気になると。
川島:まあ、一回抱いてるんでね。だからやりにくいですよ。
――そんな川島さんのネタが、いよいよゴールデンで流れます。
川島:最高ですやん。今までは深夜でしかやったことないですからね。横並びは通販っていうようなね。そう考えたら嬉しいですよね。
――決勝進出について、ロッシーさんはなにかおっしゃってました?
川島:「おめでとう!」って言ってくれたんですけど、ちょっと寂しそうでした(笑)。だから、決勝ではコンビで出ようかと思ってるんです。「ルール違反」って言われても、僕はやっぱり野性爆弾というコンビが一番大事ですから。申し訳ないですけど。
――そうですか(笑)。では、最後に意気込みを。
川島:屍の、上に置かれき、この骨が、いずれ花咲き、土還る。……よろしくお願いします。
お願いしまーす(笑)。