福岡が誇る2劇団が手を組み1か月公演を敢行 

2015.8.5 14:30配信
左から、大塚ムネト、仲谷一志 左から、大塚ムネト、仲谷一志

地域密着にこだわり、かぶりものという手法で多くの観客を魅了。全国的にその存在を注目されている「ギンギラ太陽´s」。福岡市の唐人町商店街に拠点劇場を持ち、地元の歴史物語シリーズをつくり続けてきた「劇団ショーマンシップ」。アプローチは違うものの、地域の史実に基づいた作品を作り続ける福岡の2劇団がしっかりと手を組んで、演劇を通し戦中戦後の物語を刻む戦後70年プロジェクト。6月に第1弾「天神開拓史」を終え、第2弾となるギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ『奪われた手紙~福岡民間検閲局~』が8月4日(火)に開幕、約1か月で31公演を行う。開幕を前にギンギラ主宰・大塚ムネトとショーマン座長・仲谷一志が意気込みを語った。

ギンギラ太陽’s×劇団ショーマンシップ チケット情報

「福岡民間検閲局」とは、戦後の博多の街に実在したGHQ管轄の機関。本や新聞、個人の手紙までをも検閲し、占領軍に不都合な内容があれば処分されていた。物語は、そこで働く主人公と同級生が手紙を検閲する不条理に葛藤しながら生きる姿を描く。

「お互い存在は意識していても、これまで一緒に仕事することはあまりなかったんですよね。戦後70年の今年、お互い一緒にできることはないだろうかと考え、あまり知られていない福岡の歴史を題材に作品をつくることになりました。若い世代に演劇を通してこの出来事を刻んでもらいたい、ギンギラテイストの明るさや、なんともいえない儚さを入れたかった」と語るのは仲谷一志。本作で、仲谷と大塚は共同演出をおこない、共に出演もする。

「出力の方法が違うだけで、史実を取材し、物語を作る姿勢は同じ。舞台美術や小道具など細部にこだわり芝居を作るショーマンの姿勢に改めて感銘を受けました。時代の雰囲気をあぶりだし、必死に生きる人間を描きたい。かぶりものも使えたら面白いですね」と話すのは大塚ムネト。福岡で「地元の物語を芝居にする」ことで演劇と向き合ってきたふたりが作り上げる作品に期待は高まる。

西田たかのり、BUTCH、ゴリけん、とまと、コンバット満、福岡ならではの日替わりゲストの出演にも注目したい。公演は8月4日(火)から30日(日)まで福岡・甘棠館Show劇場にて。チケットは発売中。

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