AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR

ニコンイメージングジャパンは、ニコンFXフォーマット対応の交換レンズ新製品3本を発表した。標準ズームレンズ「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」を8月27日に、大口径広角短焦点レンズ「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」と超望遠ズームレンズ「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」を9月17日に発売する。

「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR」は、「NIKKOR」レンズとしては初めてED非球面レンズを採用した。色にじみを効果的に低減するED(特殊低分散)ガラスを使用、片面または両面に球面でない曲面を持たせた。EDガラスによって色収差を除去し、非球面の採用によって球面収差やディストーション(歪曲収差)、コマ収差によるコマフレアを除去するなど、各収差を良好に補正して、すぐれた描写を実現する。さらに、非球面レンズ、EDレンズ、高屈折率レンズ、ナノクリスタルコートを採用することで、ゴーストや諸収差を抑え、画像周辺部までシャープに描写できる。

従来機種「AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED」と比較して、より自然でやわらかいボケ味が楽しめるほか、4段分の手ブレ補正効果を備えたVR機構を搭載した。サイズは最大径88.0×長さ154.5mmで、重さは約1070g。税別価格は28万7500円。

「AF-S NIKKOR 24mm f/1.8G ED」は、小型・軽量で持ち運びしやすく、さまざまな撮影シーンで自然なボケ味を活かした広角撮影を可能にする。ナノクリスタルコート、非球面レンズ、EDレンズによってゴーストや収差などを抑えた高い光学性能を実現した。最短撮影距離は23cmで、クローズアップ撮影にも対応する。サイズは最大径77.5×長さ83.0mmで、重さは約355g。税別価格は9万2500円。

「AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR」は、EDレンズを採用し、色収差を抑えた高い光学性能を実現する。「NORMALモード」での撮影時に、「NIKKOR」レンズ最高クラスの4.5段分の手ブレ補正効果を発揮するVR機構を備える。また、動きの激しい被写体の撮影に有効な「SPORTモード」や、高速連続撮影時の安定した露出制御を可能にする電磁絞り機構も搭載する。サイズは最大径108.0×長さ267.5mmで、重さは約2300g。税別価格は17万5000円。