「dynabook N29」(左)と「dynabook N40」

東芝は、Windows 10 HomeとMicrosoft Office Mobileを搭載した、デタッチャブルモバイルノートPCの新製品として、8.9インチの「dynabook N29」を8月12日に、10.1インチの「dynabook N40」を9月下旬に発売する。価格はどちらもオープン。

キーボードドックからディスプレイ部を取り外すことで、タブレット端末としても使える。ディスプレイ部を取り外した際には、画面表示を自動的に最適化するので、タブレット端末としても快適に使用できる。

キーボードドックには、タッチパッド「クリックパッド」や、快適な打鍵感のキーボードを備えており、高い操作性を実現した。また、ディスプレイ部だけでなく、キーボードドックにもバッテリを搭載し、移動中や外出先での長時間使用を可能にする。

付属ソフトウェアは、撮影したホワイトボードや冊子などの各種資料を自動補正して取り込める画面キャプチャアプリ「TruCapture」と、議事録作成に便利なボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」の2種類。「TruCapture」は、取り込み時にモアレなどのノイズを軽減することでOCRの活字認識率を向上した。また「TruRecorder」は、新たに外部機器で録音したファイルの解析処理に対応する。

「dynabook N29」は、CPUにインテルAtom Z3735Fを採用し、タッチパネル対応8.9インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1920×1200)、2GBのメモリ、64GBのフラッシュメモリ、Microsoft Office Mobileを搭載する。インターフェースは、ディスプレイ部にmicroUSB2.0×1、micro HDMI出力×1、約200万画素/約500万画素のウェブカメラなど、キーボードドックにUSB2.0×1などを備える。

対応無線通信は、IEEE802.11b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0。OSはWindows 10 Home 32ビット。バッテリ駆動時間は、タブレット端末時が約6時間、キーボードドック接続時が約12時間。

ディスプレイ部は、サイズが幅235.0×高さ9.8×奥行き161.0mmで、重さが約479g。キーボードドック接続時は、サイズが幅235.0×高さ19.9×奥行き170.6mmで、重さが約989g。税別の実勢価格は8万円前後の見込み。

「dynabook N40」は、CPUにインテルAtom x5-Z8300を採用し、タッチパネル対応10.1インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1920×1200)、2GBのメモリ、64GBのフラッシュメモリ、Microsoft Office Mobileを搭載する。インターフェースは、ディスプレイ部にmicroUSB2.0×1基、micro HDMI出力×1基、約200万画素/約800万画素のウェブカメラなど、キーボードドックにUSB2.0×2基などを備える。

対応無線通信は、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0。OSはWindows 10 Home 64ビット。バッテリ駆動時間は、タブレット端末時が約7時間、キーボードドック接続時が約13時間。

ディスプレイ部は、サイズが幅258.8×高さ9.1×奥行き178.0mmで、重さが約552g。キーボードドック接続時は、サイズが幅258.8×高さ21.6×奥行き185.0mmで、重さが約1094g。税別の実勢価格は9万円前後の見込み。